Sponsored Link

車の凍結箇所は?

車は凍結するのか?

真冬の北海道は場所によりますが深夜~早朝を中心に-20 ~-30度にもなります。
もちろん昼間でも-20度以下になることもあります。

多くの方が疑問に持つと思われる、

●北海道では車は凍結するか?だとしたらその箇所は?

●本州から持っていった寒冷地仕様でない車だとダメなの?

についてお教えしましょう。

車の凍結箇所はどこ?

私の経験と他の人からの話しを統合すると概ね以下の箇所の凍結に注意が必要となるようです。
ちなみに私の車は東京で買った非寒冷地使用車であり、北海道に着てからも寒冷地仕様の部品に変えていません。

1.ワイパーのガラスへの固着。
冬は乗らない時はワイパーは立てておくのが基本ですが、忘れると張り付いてしまい剥がそうとするとゴムが剥がれてしまいそうです。
万一立てるのを忘れて凍結・固着してしまったらデフォッガー(デフロスタ)をかけてガラスを暖めるか解氷スプレーをかけるしか方法はありません。

2.ガラスの凍結
フロント、リア、ドア部など場所を問わず全てのガラスが凍結します。
うっすら幕のような氷の場合はまだ良いのですが、分厚い数mm厚にも及ぶ氷が張ることがあります。

この氷はデフォッガー(デフロスタ)でガラスを暖めるしかありません。
解氷スプレーでも効果はありますが、フロントのガラスなどは面積が広いので解氷スプレー1本まるまる使っても足りないこともしょっちゅうです。

スプレーは250~400円/本しますのであっという間に1本無くなるのはあまりにも不経済です。

氷が融けるまでガラスを暖めるのも無駄にガソリンを消費するのでこちらも不経済ですが、解氷スプレーを使い切るよりは安いでしょうね。

分厚い氷が張った時は、氷を融かして視界確保出来るまで(発進出来るまで)に20~30分も暖機運転して暖める必要があることもあります。
氷がびっしり張っていると昼間でも車内は薄暗く、急いで出発なんて出来ません。

このような事にならないようにするためには前日車を使い終わったらガラスにシートをかけておく事です。
カー用品店やホームセンターで売っている銀色の夏の日差しを防ぐシートです。

これを使えばシートがかぶさっている部分は凍結を防ぐことが出来ます。

参考記事:冬の北海道では暖機運転が欠かせない?

3.ドアミラーの凍結
私の経験から言うと凍結したことはなくて、可動部に氷が挟まって動かなくなったということです。
ただ動かないのは事実なのでドライバーなどを隙間に突っ込んで氷を除去したりしました。

雪がたくさん降るとか極端に冷え込む予報が出ている時はミラーはたたまないほうが良いですね。

参考記事:冬はミラーをたたまない?

4.給油口の凍結
燃料の給油口が凍結して蓋が開かないと言うのは一冬に何度も経験します。
ガソリンスタンドに行って車内のレバーを操作してもビクともせず後ろに待っている車がいたりするととても焦ります。

隙間にマイナスドライバーを突っ込んだりして開けたことがありますが、給油口の蓋は比較的薄い鉄板なので曲がったり傷が付きそうで躊躇します。

この部分の凍結を防ぐ一番の方法はやはり解氷スプレーですが、無いときは指先で(手袋をせずに)蓋の周囲を暖めると開くようになります。
ただし指の感覚がなくなるほどの冷たさに耐えなくてはなりません。

私はこれらに懲りて最近は厳寒期はガソリンスタンドに行く前に確実に蓋が開くことを確認するようにしています。




5.ドアが開かない
ドアが凍結して開かないこともよくあります。
酷いときはまったくびくともせず、「まだ鍵が掛かっているのか?」と思うほど強く固着してしまいます。
無理にドアを開けようとすると内側のゴムパッキンが剥がれてしまいますので決して力任せに開けてはいけません。

何度か少しづつ振動を与えるように力を入れてゆっくり引くと開くようになります。

6.パーキングブレーキの凍結
これは雪国では真っ先に言われる箇所で、私もこちらに引っ越してくるまでは一番心配していました。
しかし非寒冷地仕様の車で北海道に来て8年経ちますが一度も凍結の経験はありません。

知り合いにも凍結したと言う人は誰一人いません。

でも凍結して解除できなくなった人は世間にはいるようです。
特に年式の古い車は要注意のようですが、実はパーキングブレーキは凍結しないのです。

詳細はこちらの記事をご覧ください。

非寒冷地仕様の車を冬の北海道で乗る。

東京で買った車を乗っていますが何も問題ありません。
道内には関東ナンバーの車も多く走っていますがトラブルを聞いたことはないし、寒冷地仕様の部品と交換したとかも聞いたことがありません。

バッテリーもそのままです。

唯一気にかけているのはウオッシャー液の濃度くらいです。
東京では結構薄めて使っていましたが、こちらは冬は原液で使います。

ただし夏はそれなりに薄めますが、秋口くらいからはなるべく原液で使うようにしています。
10月上旬でも朝晩は凄く冷え込む日もあるからです。

 

北海道は日本では一番寒い地域ですが、それでも亜寒帯であり、シベリアなどのように【亜】の付かない寒帯までは行きませんのでウオッシャー液の濃度以外は非寒冷地車を持っていっても何も心配することは無いと思います。

日本車の品質はダントツですしね。

スポンサーリンク

サブコンテンツ
 

このページの先頭へ