車の錆(融雪剤以外の理由)
車の錆は融雪剤だけが原因ではない!
錆びた車をよく見かける北海道(他の雪国も)ですが、錆の原因は道路の融雪剤だけではないのです。
まずは以下の記事をご覧ください。
融雪剤は塩なので鉄板にまで至る傷があれば錆びて当然という気がします。
しかしそれ以外にも大きな理由があることを知って頂きたいのです。
融雪剤以外のもう一つの錆の原因
その原因は水分です。
どういうことかというと、
1.屋外の駐車場を使ったり、雪が多い道路を走る。
2.雪が底面に付着する。
3.冬の期間が長いので、底面の板金の隙間などに入り込んだ雪(水分)が春になるまで融けずにそのままとどまってしまう。
4.とどまった水分がジワジワと金属の腐食を進行させる。
これが融雪剤以外の錆の大きな原因です。
もちろん底面以外でも傷などがあると同様なことが起こります。
北海道は地域によりますが、概ね5~6ヶ月は雪、若しくは残雪が道に残っている状況なので隙間に入り込んだ水分がなかなか乾燥しないのです。
というか気温が低いので春になるまで氷のままという事も多いのが事実です。
板金の隙間や傷の部分が腐食するのは当然ですね。
更に道路の融雪剤が加わりますから腐食早くなります。
ディーラに聞くと、板金のリベットとリベットの間が特に水分が留まりやすいとのことでした。
これはこちらの記事でも書いたアンダーコートをすればだいぶ防げますが完全ではありません。
少しでも錆を防ぐには?
実は決定打はありません。
ディーラの整備士のお話しでは以下を気を付けて欲しいとのことでした。
1.出来れば、であるが屋外駐車場は避ける。
2.傷を見つけたらすぐにタッチペンや防錆スプレーなどを使って鉄板の地が表に出ないようにする。
3.底面洗浄は「塩」を洗い流すには有効だが一月に1度くらいがよい。
頻繁に行うと板金の隙間の水分が乾く時間が無くなってしまう。
言い方を変えれば上記くらいしか対策が無いのです。
でも知識として持っているだけで少しでも錆を遅らせることが出来るのです。
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