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札幌郊外の中山峠

中山峠は札幌からの抜け道

中山峠をご存知でしょうか?
札幌中心地から南西方向に1時間強の場所にある峠で、ここを越えると洞爺湖やルスツ高原、ニセコなどに抜けることが出来ます。

昔、道央自動車道が整備される前は洞爺湖はもちろん函館方面に行く場合もこの峠を通るのがメインルートでした。

現在でも札幌の出発場所によっては千歳や苫小牧を通る道央自動車道経由よりも早く洞爺湖に行くこともできます。

広域地図は以下です。
(クリックで拡大します。Google mapに加筆)

峠の頂上付近には【道の駅 望羊中山】(ぼうようなかやま)もあり様々なグルメも楽しめます。

場所はこちら(Google map)となります。

マップコード: 759 672 423*15

中山峠でほっと一息・・・

中山峠の【道の駅 望羊中山】にはぜひ寄って頂きたいです。
広い駐車場、清潔なトイレ、様々なお土産やB級グルメ、レストランそしてここから見る羊蹄山(ようていざん)が実に見事だからです。

↓道の駅 望羊中山 2018年5月撮影
(クリックで拡大します)

羊蹄山は別名「蝦夷富士」とも言われ、北海道を代表する名山です。
その姿は季節を問わず静岡/山梨の富士山にそっくりです。

なお新千歳行きの飛行機の進行方向左窓側に座ると天候やルートにもよりますが、津軽海峡上空から羊蹄山が見えることもあります。

羊蹄山の場所はこちら(Google map)です。

以下は【道の駅 望羊中山】から望む羊蹄山の雄姿です。

(いずれも2018年5月撮影、クリックで拡大します。)

以下の2枚は道の駅2階の展望室からガラス越しに撮影しました。

2階の展望室からの方がベストショットが狙いやすいですが、ガラス越しなのでややピントが甘い写真になってしまいます。
屋外の駐車場から写した方が画質的には良いのですが、場所を工夫しないと電線が入ってしまいますが、以下の地図の場所から撮影すると電線を避ける事が出来ます。

ただしややズームを望遠気味にしないと上手く写せないかもしれません。

クリックで拡大します。(Google mapに加筆)





中山峠名物「あげいも」

中山峠の道の駅には名物の「あげいも」があります。

これはじゃがいもを衣を付けて揚げたものを3つ串に刺したものです。
多分ここの道の駅では一番人気だと思います。

以前テレビの「ケンミンショー」でも紹介されましたし、その他全国放送の多くの番組でも紹介されています。

↓こんなものです。(クリックで拡大します)
   全て2018年5月撮影

↓道の駅の中の「あげいも」売り場(他のB級グルメもあり)

↓「あげいも」のキャラ(?)

↓こんなコーナーもあり

↓ケチャップ、マヨネーズ、チーズなどを振りかけてみました。

私はここの「あげいも」は何度も食べていますが、上記の「あげいも マイキッチン」というコーナーは以前は無かったと思います。
「いつの間にか・・・」出来た感じですが、あったほうが絶対にいいです。

なぜならば「あげいも」は1本でもかなりのボリュームで腹に溜まるのですが、途中で味に飽きてしまうのです。
だから各種トッピングをして味に変化をつけたほうが美味しくいただけます。

中山峠を訪れた際にはぜひ「あげいも」を食べてくださいね。

なおこの道の駅の場所は「北海道 虻田郡 喜茂別町」(あぶたぐん きもべつちょう)ですが、道の駅から僅か100m手前は「札幌市 南区 定山渓」になります。

中山峠を走行する際の注意事項

中山峠はこれからの季節さらに魅力が増す素晴らしい峠でもあり、かつその先には洞爺湖、ニセコの高原など絶景が待っています。

しかし中山峠を越える際には運転に十分な注意が必要です。
理由を判りやすく列挙します。


1.道の駅を挟んだ前後は「急勾配/急カーブ」の連続であり、特に札幌側のカーブはきつい。

2.札幌側は急カーブの途中にトンネルが多く、こういう場所でも驚くほど車間距離を詰めて来る車も多い。

3.峠を越えて喜茂別方面(洞爺湖、ニセコ方面)は札幌側に比べるとカーブの半径はゆるくなるが、急勾配がかなり長い区間が続く。
「カーブがゆるく勾配がきつい」ので驚くほど飛ばす車が多く、50km/h制限が殆どなのに80~120km/h位で走る車が多い。
特に登り勾配となる喜茂別から札幌方向は平坦の高速道路並みの速度で走る輩が多い。

4.登坂車線も安心できない。
中山峠で登坂車線があるのは喜茂別方向から道の駅の少し手前の区間だけだが、信じられないほどの速度で登坂車線をかっ飛んで来る車が多い。
特に「スポーツカー」、「トラック」、「業務用のワンボックス」の速度は尋常じゃないほどで、これらの車に煽られたくないから登坂車線を走るのに、これらの車が同車線を100km/hをはるかに越える速度で登ってくる。


など様々な問題があり(全てドライバーのマナーの問題ですが)、たまに追突事故やカーブを曲がりきれずにガードレール接触事故も起きています。

「下り坂で先行車に車間距離数mまで接近して、隙があれば下り坂でも100km/h以上出す」

これでは事故が起きて当たり前です。
幸い大きな死亡事故は滅多に起きていないようですが、そういう事故とは殆ど紙一重の状況だと思います。


特にトラック(大小問わず)は十分に注意してください。
上り坂ではトラックも速度が出ないので、すぐ後ろに付かれてもどんどん車間距離が離れていきますが、下り坂になった途端に「水を得た魚」の如く追突寸前まで車間距離を詰めてきます。

こちらが少しでも強めのブレーキをかけたら間違いなく衝突される車間距離です。
トラックの恐さは平坦であっても、「重いので簡単に停まらない」ことです。
こんなことはトラック運転手が一番知っているはずですが、それでも下り坂でぴったり付いてきますので恐ろしいです。

もしそのようなトラックに付かれたら、危険でないところで加速して車間距離を稼ぎ、さらに路肩に広い場所があったら思い切ってそこに退避してトラックに道を譲ってしまいましょう。

なおこの峠を越える大型バスはトラックに比べたらはるかに数は少ないです。





降雨/降雪時の中山峠

時として峠の坂を滝のように流れる雨が降ることもあります。
夏に積乱雲が現れたら要注意です。

更にカーブがきつい場所で前が見えないほどの大雨、滝のように流れる路面となったら速度を落とす、路肩の「P」マークの場所に停めて小康状態まで待つ勇気も必要です。

またこういう状況では日中でも必ずライトを点けて下さい。
日中はライトは不要と決め付けているドライバーは非常に多く(全国的に)、大雨で前がよく見えなくても点灯しないドライバーもいます。

ライトは道の先を照らすためだけについているのではありません。
自車を他車や歩行者から気づいてもらうためにも必要なのです。

 

降雪時というのは既に終わった季節(本記事の作成は5月25日)のように感じますが、実は5月と言えでも先週(5月15日前後)は中山峠も霙が降りました。

ゴールデンウィークには量は少なくても降雪があり、朝晩は路面凍結もします。
9月下旬くらいになると朝晩に薄い氷が貼らないとは言えません。

北海道の全ての峠で共通の話しですが、朝晩でも全く凍結がない季節というのは7~8月を中心としたごく僅かな期間だけなのです。

そして中山峠を始めとした殆どの峠にはロードヒーティングなど付いていません。

(ロードヒーティング:道路舗装面直下に温水パイプを設置して路面を暖め、路面に雪が積もらない、凍結しないようにする設備。都市部では多く使われている。)

 

急勾配の峠道で冬や凍結時はどうするかというと、「除雪の頻度を増やす」、「融雪剤の量を増やす」という2点だけです。

これでは当然急な坂でも一部に凍結部分が残り車は確実にスリップします。(4WDでも関係ありません)

だから冬や凍結時の峠は恐ろしいのです。

これからしばらくは北海道の峠も凍結はありませんが、9月下旬以降峠を走る人は事前に峠の気象情報を確認して、必ずスタッドレスタイヤで走行するようにしましょう。

また雪が多く降る季節になったらタイヤチェーンやスリップした時にタイヤの下に敷く古い毛布なども積んでおくと安心です。

北海道は春になると雪がなくなるのも早いですが、雪と凍結の季節もあっという間に訪れるのです。

 

羊蹄山が美しいスポット

中山峠からの羊蹄山も大変に美しいですが、完全に下りきって喜茂別町に入ると更に多くの美しく見えるスポットがあります。

特におすすめしたい場所は、「喜茂別町 相川ビューポイントパーキング」です。

場所はこちらです。

マップコード: 385 471 041*33

「道の駅 望羊中山」から国道230号線と国道276号線を通り約22kmの場所にあります。

「パーキング」と言っても無料です。その代わりトイレも自販機もありません。

このビューポイントから撮影した羊蹄山が以下です。

(全てクリックで拡大します。2018年5月撮影)

季節を問わずこの↑ように素晴らしい眺望が手軽に楽しめます。

但しあまり道に乗り出すと大変に危険ですので車道には出ずに撮影しましょう。


中山峠は洞爺湖やニセコ方面に行くだけのルートではありません。
「道の駅 望羊中山」でゆっくりとされ、その後も羊蹄山の雄姿などを楽しみながらのんびりとドライブして頂ければ観光ガイドに載っていない新たな多くの発見をされることと思います。

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