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北海道は(も?)大型バスには要注意!

大型バス天国(?)の北海道

今や全国地域を問わず大型バスが疾走していますね。

安いし早いしなどメリットが多いので便数や利用者が増えて当然です。
広大な北海道も例外ではありません。

北海道は札幌圏を離れると都市もまばらで人口も希薄になりますが、それでも全道各地で大型バスが疾走しています。
他の地域と異なるのはやはり巡航速度がかなり速い、ということです。

一般乗用車も北海道は制限速度の1.5~2倍以上の速度で走る車が多く良いことではありません)これに起因する死亡事故が非常に多いのです。
(制限速度50 ~60km/hの一般道を100km/h以上で走る。でも高速はなぜかそれほど流れが速くない)

私に言わせれば「速度を出すから死亡事故が多い」というよりも、「ドライバーの過信が強いので速度を出す→結果死亡事故」だと思っています。

一般乗用車でこの有様ですが、大型バスも大して変わらないほど無謀運転が多いのです。
巻き込まれたら大型セダンや大型SUVに乗っていてもこちらがスクラップになってしまいます。

札幌圏での大型観光バスの特徴

札幌圏は大型バスが物凄く多いです。
正確に調べたわけではありませんが、中心地に限って言えば例えば1~2km四方の地域の中の大型バスの台数は東京都内よりも多いのでは?と思うほどです。(路線バスを除き)

昨今、海外からの観光客が激増し、この傾向は今後かなり長いこと続くと言われていますので、それに起因した観光バスの激増ぶりには驚くほどのものがあります。

特に中国からのお客様が多いので、バスの車体に書かれた文字の全て中国語だったり、日本ではちょっと見ない派手な色を使った絵柄の模様だったり異国を感じさせるバスがたくさん走っています。

そして中心部で言えば、大通公園の「さっぽろテレビ塔」の直ぐ北側(札幌市役所~NHK付近)に曜日を問わず大型観光バスがたくさん路駐しています。

大通公園やテレビ塔が目の前、時計台も直ぐという好立地ですから当然なのですが。

そしてここは駐停車禁止箇所ですが「バスの乗車は除く」とか書いてあるのです。

私がここを通るときに不自由をしたことはありませんが、やはり大型バスが列を成して路駐している横を通るのはちょっとビビりますね。

札幌中心部は4車線道路とかでも全部一方通行とかが物凄く多いのですが、その1車線にバスが停まっていたりも普通に見ますし、裏道に入れば当然狭い道ですが、そういう道でも観光バスは入って来ます。

もちろん日本人の団体ツアーバスもたくさんありますよ。
乗客が誰にせよ、観光バスは忙しいので、短時間でどんどん車両が入れ替わっていきます。

定番の駐車場所であっても終日バスが途切れることは無いほどです。

 

また道央自動車道(新千歳空港や旭川、滝川経由富良野方面)や札樽自動車道(さっそん、札幌と小樽間)も観光バスは多いのですが、かなりの速度で走っています。

全国何処でも観光バスは忙しいのですよね。
短時間で見学、場所によっては「車窓から見学」、そして狂乱的なスケジュールなどで。

特に北海道は国土面積の22%も占めるとんでもなく広大な土地ですから観光バスツアーも相当強行なものが多いのです。

途中で降りて見学、昼食などをはさみながら1日で500km以上移動とかのツアーは普通にあります。
(しかもその殆どが一般道だったりする)

運転手さんはいつも出発/到着時刻で冷や汗物なのでしょう。



北海道全体で見た大型バスの特徴

バスの種類ごとにご説明します。
特記事項が無ければ北海道の特定地域に捕われないとお考え下さい。

都市間連絡バス
北海道は大きな主要都市を除けばJRの運行本数などが脆弱ですし、そこそこの街でも相当前に鉄道が廃止されてしまったところも多いので、都市間連絡バスは非常に多くの本数が全道的に走っています。

北海道の都市間連絡バスの特徴として、高速を降りてから(札幌でない方)一般道を走る距離が凄く長い路線が多いということがあります。
もちろん田舎の国道も走りますが、主要国道などでは結構なスピードでかっ飛んで行きます。

「え??」と声が出そうなほど一般道でスピードを出すバスも見かけます。
しかも真冬もそうですから、これらのバスが前を走っていたりすれ違うと物凄い雪煙で何も見えなくなり恐ろしい思いをします。

特に冬に遭遇したら離れたり、すれ違う時はこちらが最徐行した方が安全です。

観光バス
札幌圏での事をすでに書いていますが、他の地域でも観光地ではかなり強引な運転をするバスもいますので地方に行っても要注意です。
いくら広大な北海道と言えども観光地の駐車場の出入り口は狭いところも多く、そういうところにも容赦なく観光バスは入ってきます。

たいていバス専用駐車場がありますが、出入り口は一般車と同じ場合が普通です。

また著名観光地が隣接している地域ではそれほどスピードを出さないのですが、観光地から抜け出す方角、もしくは近隣に著名観光地や大きなホテルがない地域では観光バスといえどもかなりかっ飛ばしますのでご注意を。

空港連絡バス
北海道での空港連絡バスは大きく分けて2つに別れます。
「新千歳空港発着」と「その他の空港発着」です。

特に前者は札幌市内に行くバスの路線数、運行本数共にかなり多く、バス会社間及びバス対JRの競争が激しいのです。

とは言ってもスピードよりも地域の利便性を競っているので、札幌市内及び千歳市内では路線バスと同じような感じで走り乱暴な運転という印象はありません。
むしろ慎重な安全運転です。

しかし運転手もやはり飛行機や列車に(札幌行きのバス)間に合わなくなると大変という意識が強いのか、高速に乗ると一般乗用車やはたまたトラックを1台づつ抜いて前に前に出るような運転をするバスもかなりいます。

路線バス
これは札幌市内、及び他の地域(北海道全域)もまとめて説明しますがこれらのバスが猛烈に飛ばす、マナーが悪いということは特にありません。
しかし札幌市内で回送表示のバスは運転が粗い気がします。
平気で乗用車の間に割り込んできますし、交差点を曲がる時も運転手によってはあの巨体がロールするようなハンドルさばきもよく見ます。

それと札幌市内で注意して頂きたいのは、中央バスは交差点が歩車分離式信号であっても右左折する時は必ず横断歩道の手前で一時停止します。

歩行者側の信号機が赤で誰も渡っていなくてもです。
これはかなり徹底していますので(守らない運転手もいるかも?)、乗用車が「歩車分離式信号だから・・・」と思ってサッと曲がろうとすると中央バスは必ず一時停止しますので追突に気をつけてください。

なおJR北海道バスは特に一時停止はしていないようです。

(参考)
参考というよりも余談なのですが、札幌には「札幌市営バス」はありません。
市内を走っている路線バスは「中央バス」、「JR北海道バス」、「じょうてつバス」となります。
以前は札幌市営バスはあったのですが、赤字が続いていたので2004年3月末で運行を終了して、上記の各会社に路線を譲渡して今に至っているのです。

バスに気をつけて欲しい走行区間・場所

特にあげたい区間・場所は以下となります。
以下以外では特に大型バスが・・・というところはないので、後は普通に交通ルールとマナーを守っていれば問題ないと思います。

道央自動車道(道央道)
道央道で特に注意をして欲しいのは以下の2箇所で曜日を問わず特に夕方が要注意です。

1.岩見沢SAから札幌IC(JCT)の間
岩見沢SAを出て少し走るといきなり道路の両側は大きく開けた広大な石狩平野が広がり、遥か遠くに札幌の中心地を望めます。
左右の視界をさえぎるものは殆どありません。

旭川方面からここまで走ってくると「あと少しで札幌だ」という気持ちになるんでしょう。
バスも乗用車もとにかく飛ばすし、「1台でも前に!」という無謀運転も増えます。

また岩見沢SAは大型車両もたくさん駐車出来る広い駐車スペースを持っていますし、売店やレストランも充実しているので、ここで休憩するバス(都市間連絡バスは通過)や大型トラックが多く、ここで一休みしてそのエネルギーを札幌まで一気に使う!みたいなことなんでしょうか?

制限速度100km/hの同区間をバスは一体何km/h出しているのか?といいたくなる車両もいます。

札幌までの間、江別西ICの手前に野幌PA(のっぽろ)もありますが、ここのPAは駐車スペースが少なく、お店も24時間営業のコンビニ(セイコーマート)だけなので、大型車両は素通りです。

とにかくかっ飛ばすバス、トラックが多いのでお気をつけ下さい。
なお札幌ICに向かってまっすぐ走ると右側車線の奥が札幌IC出口、左車線側が千歳・小樽方面への分岐となり、こちらに行くと札幌ICでは下車出来ませんので、降りる場合は必ず右車線の「札幌出口」に進んで下さい。

2.千歳ICから札幌方面の区間
新千歳空港で用を済ませこれから札幌に帰るという車が多く、やはり夕方は多いです。

千歳ICから本線に乗ったとたんに馬鹿みたいに飛ばす車が多く、これは観光バスや空港連絡バス、都市間連絡バスなど車種を問いません。
それに混じって苫小牧方面からのトラックもたくさん走っています。

追い越し車線を大型バスと乗用車が奪い合うように走るなんて光景は珍しくありません。
でも幸いというかこの区間で大きな事故を聞いたことはありません。警察車両も頻繁に走っているからだとは思いますが、冬でも馬鹿みたいな速度で走るバスや乗用車が多いです。

(冬の高速は吹雪で無ければ除雪がしっかりしているし、大量の融雪剤を撒くので合流車線も含めて本線上に雪が積もるということは殆どない。
でも凍結することもあるので速度規制に従わないと大変に危険。)

千歳を出てこの「かっ飛ばし運転」は大体「札幌南IC」まで続きます。
ここから先、札幌JCTや小樽方面は車の量が更に増えますので速度のペースはやや落ちます。

札樽(さっそん)自動車道 朝里IC~小樽IC付近
札樽自動車道の終点近くの朝里IC(あさり)は小樽市内の東側に降りる車も多く、さらに小樽ICまでは僅か3km強、3~4分の所要時間なのにトンネルが2箇所ありますので調子に乗って飛ばしているとあっという間に小樽ICに着いてしまいます。

小樽ICから小樽市街地に抜ける道は一気に長い下り坂で、坂の底に交差点がありますので速度を落として慎重な運転が必要です。
また現在小樽ICから余市方面に高速を延ばす工事が始まっていて、時として車線変更などもあります。

このような区間を大型バスがかっ飛んで行きます。
観光バスも大変に多く、高速をまっすぐ走った先が一般道の急な下り坂&交差点ですので冬でなくても追突事故を起こしかねません。

こういう区間ではやはりスピードを落とす以外に、バスやトラックには近寄らない、道を譲るという運転が賢明と思います。

 

上記以外の区間や場所でも決してバスを追い越そうとしたりせず安全運転をお願いします。
大型車両を巻き込んだ事故はとてつもない大惨事になることが多いからです。

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