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北海道と関東のあおり運転の違い

絶対にやってはいけない「あおり運転」

このところ「あおり運転」が社会問題となっていて、実際死亡事故も起きています。

あおり運転は飲酒運転と等価と言えるほど危険な行為で何が何でも許されるべきではありません。

しかし増加とまでは言いませんが、他の犯罪と同じようにニュースで取り上げられると、「俺もやろう!」と真似する輩が続くのは理解できないです。

命に直結する危険行為であり、時として多くの車や人命を巻き込んで大惨事になる可能性があるのです。

なぜあおり運転をするのか?

これについては様々な意見があり、交通関連や心理学を研究されている大学の先生も人によって言うことが千差万別です。

「普段(または直近)のイライラの発散」、「先行車が遅い、気に食わない」、「俺は急いでいる」、「前に車がいるのが嫌だ」、「俺は運転が上手いのだから俺のために道を開けろ!」など・・・。

いずれも当てはまることだと思います。

しかしあおり運転に限らず昔からよく言われる【ハンドルを握ると性格が変わる】は許されないのです。

テレビ番組などでタレントを相手のトークコーナーで「彼は普段物静かでおとなしいけどハンドルを握ると急に性格が変わるんです」なんてスタジオ中笑いながら番組が進行することがあります。

製作側は単に笑いを取るために入れた演出でしょうが、絶対に止めて頂きたいです。
これは単に「ハンドルを握って性格が変わっても仕方ない」と言っているようなものです。

許されるわけがありません。

「ハンドルを握ると性格が変わる」は触法行為そのものではありませんが、「飲酒すると無性に運転したくなる」と言っているのと同じレベルです。

私はどんな人でも「ハンドルを握って性格が変わる」なんていう人はいない、と昔から思っています。

そういうことを言う人は「自分の運転にうぬぼれているだけ」なのです。
つまり単なる過信ですね。

公道を運転する上での上手い運転とは「同乗者、他の車や歩行者に不安を与えない運転」だと思います。

ドリフトなんか出来たって公道ではやってはいけませんので、上手い運転ではありません。

「俺は運転が上手いから、車間距離もぎりぎりまで詰められる」なんて単なるバカです。

急ブレーキ踏んでも滑ったり、車の調子が悪くてブレーキの利きが悪くて追突しないなんて保障出来ますか?
車は所詮機械なので、普段整備をきちんとしても裏切ることもありますし、夏の乾燥路面でもズルッと滑ることもあるのです。

「俺は上手い」という連中が一番始末が悪いと思います。



北海道のあおり運転

北海道にも一定数あおり運転をする人がいます。

でも関東のそれとはかなり異なります。
私が関東の、というのは東京で生まれ育ち車も東京基準で体験しているからです。

「東京の運転が良い」とは言いません。ただ生まれ育った環境がこうだからということです。
他の地域では神奈川、埼玉など関東一円、静岡、愛知の一部、栃木なども運転はしています。
でも名古屋や大阪、その他の運転マナーは全然知りません。友人情報だけとなります。

さて私が経験上感じた関東と北海道のあおり運転について以下にまとめてみました。
異論はあろうかと思いますが、あくまで私の個人的な感想です。
(特記無きものは高速/一般道共通です)

【関東】

・あおる輩は運転のクセとかではなくて、意図的な極めて悪質なドライバーが多い。
また若く運転暦の浅そうな、しかも走り屋みたいな連中が多く(普通の車でも)、中には中年の恐そうなドライバーも多い。

・あおって来る車の速度が高く、必然的にこちらも速度を上げざるおえないことが多い。

・道を開けろ!とパッシングしたり更にたちの悪い車だと車体を左右に振って威嚇する。
(車体を左右に振る車は大型トラックでもたまにいる。東名なんて大型トラックがあおって来ますね。)

・場所や時間帯にもよるが一般道(バイパス含む)では比較的少ない。

【北海道】

・意図的にあおる悪質さむき出しのドライバーはむしろ少なく、運転のクセで単純に車間距離を詰める車が多い。

・あおるドライバーは「こういう人種が多い」という傾向はあまりなくて、かなり高齢の方助手席にチャイルド(またはベビー)シートを乗せた若いお母さんまで様々。

・あおる連中の殆どは「あおっている」、「自分は攻撃的になって悪いことをしている」という意識は薄く、「日常的な普通の運転だから何が悪いのか?」とあおりが危険で悪いことという認識が極めて希薄。

・関東のように道を開けろ!という明確なアクションは殆ど見たことがない。
パッシングは一度もされたことがないし、見たこともない。

・あおって来た車に道を譲ったら関東であればその車はかなりの速度で追い抜いていくが、北海道ではこちらを追い抜いてもそんなにスピードを出さないで(別の言い方だとのんびりと)走っていく。「そんなにのんびり走るならばあおったり追い越ししたりしなければよいのに」といつも思う。

・冬のツルツル路面ではさすがに皆車間距離をとるが、少しでもツルツルが解消されればとたんに車間距離を詰めてくる。
冬は見た目でツルツルが無くなっても部分的に残っていたり、ブラックアイスバーンになっていると凍結か濡れているだけなのかが分からないので車間距離を詰めることは極めて危険。

でも見た目で氷や雪が無くなった途端に車間距離を詰めて、しかも下り坂でも詰めてくるので恐ろしい。
下り坂でも詰めるというのは夏でもあるが、「道民は下り坂だと勢いが付いて止まれなくなるということを知らないのか?」と言いたくなるほど恐ろしい思いを何度もさせられた。

 

などなど色々あります。

いずれにせよあおり運転は大変危険な行為であり、全国の警察はあおり運転に対して大変に厳しい対応をするようになってきています。

数日前は旭川市で起きたあおり運転に対して(事故、けが人なし)、あおったドライバーに対して道内初の暴行罪が適用されました。

他にも点数が達しなくても免許停止や逮捕など厳しい結果が待っています。

人によっては「こんな田舎でパトカーいないし」とあおったり危険運転をする人もいますが、道警に限らず近年はヘリコプターを使った取り締まりも普通に行われています。

特に北海道のような人口希薄で広大な土地では大変に有効のようです。
つまりヘリコプターで確認して地上のパトカーに無線連絡するのです。

またこれらのヘリコプターは地上の歩行者でも気がつかないほどの高空から顔がアップで写るほどの高性能カメラで撮影しているのです。
その画像はリアルタイムで警察署やパトカーに送られるそうなので、違反に対して言い訳をしてもまったく無駄です。

 

とにかくあおり運転は絶対に止めて欲しいですし、車間距離を詰めることは危険であり違反であるという認識が必要なのです。

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