北海道・和寒町は美しい丘の町
北海道・和寒町の丘の美しさ
道北の和寒町(わっさむちょう)をご存知ですか?
決して観光ガイドには載らない町ですが(町民の方ごめんなさい・・)、特に丘の美しさは美瑛にも匹敵すると私は思います。
丘の規模から言えば美瑛の足元にも及びません。
やはり美瑛は北海道最大の美しい丘の町です。
でも和寒町は美しさでは決して美瑛に負けていません。
そんな和寒町の魅力をドライブ情報を交えてご紹介します。
関連記事: 塩狩峠はぜひ行って欲しい!
↓和寒町
和寒町の基本情報とアクセス
和寒町は旭川市からほぼ真北へ40kmの距離にあります。
●基本情報
・場所はこちらとなります。(Google map)
・人口: 3514人(2017年3月31日現在)
・面積: 225.11km2
・人口密度: 15.6人/km2
・気候の概要: 旭川から近いが塩狩峠を越えるので冬は雪が深く気温も低く大変に厳しい季節となる。
盆地なので夏は暑い日が多い。
・有名な農産物: かぼちゃは日本一の作付面積。冬にキャベツを雪に埋めて春に掘り出す越冬キャベツが有名(甘くなる)
水田も多い。
●宿泊施設/お店など
2018年4月現在、和寒町福原に廃校の小学校を利用した民宿が1軒あるだけです。
しかしここは駅(町中心部)から17kmも離れていますので利用者は限られてくると思います。
以前は駅正面に旅館(岡旅館)があったのですが火事で焼失してからそのまま廃業となりましたので、和寒市街地には宿泊施設は1軒もありません。
近隣での宿泊は40km南の旭川市か、10km北に行った剣淵(けんぶち)駅前の「駅前旅館」、もしくは和寒から北に18km行った士別まで行くしかありません。
なお士別は多くのホテルや旅館、大型ショッピングセンターや大型郊外店がたくさんある都会と比較しても引けを取らない大きな町です。
士別市は綿羊牧場くらいしか観光施設はないのですが、実は市内にはトヨタやホンダなど自動車会社のテストコースがいくつもあるので、そこへ出張に来た社員が利用するために宿泊施設や店舗が充実したという経緯があります。
和寒町内での買い物はまず不自由はしません。
スーパーは国道40号線に1軒だけですが「ホクレンショップ」がありますし、コンビニは同じ国道40号線沿いに何と3軒もあります。
しかもこれら3軒のコンビニは僅か1kmの間に集まっているのです。
実は和寒町内は多くの個人経営のお店があるのですが、殆どがシャッターが下りたままの典型的な「シャッター通り」となっています。
しかし1軒のスーパーと3件のコンビニで日常のほぼすべてが足りてしまいますし、士別まで行けばほぼ何でもあります(回転寿司もカラオケも)。
住民でも困っていないので旅行で寄るのであればなおさら何も不便は感じないことでしょう。
●アクセス
交通は市内を南北に貫く国道40号線と道央自動車道(和寒ICあり)、北海道道99号和寒鷹栖線、JR宗谷本線が使えます。
旭川中心地に程近い「旭川鷹栖IC」から「和寒IC」までは約32km、30分の距離ですが、国道40号線を通り塩狩峠経由でも1時間ほどで着きます。
(塩狩峠も和寒町内です)
和寒町に旭川方面から入るには国道40号線または道央自動車道で塩狩峠越え、鷹栖町からは道道99号線経由では鷹栖峠越えがあります。
鷹栖峠はカーブ、勾配ともきつく冬はゲートによって閉鎖されることもありますが、塩狩峠はカーブは極めてゆるく、勾配もそれほどきつくありませんし、24時間に渡って確実な除雪がありますので特に冬は塩狩峠を選択される方が賢明です。
札幌からは道央自動車道で約2時間半~3時間弱、旭川空港からは旭川環状線である道道90号線と国道40号線を使い約60~70分です。
(旭川鷹栖ICや旭川北ICから道央道に乗っても10分程度しか短縮されません)
美瑛までも80~90分で着くことが出来ます。
和寒町には驚きのイベントがある!
和寒町は町が推しているこれといった観光資源は殆どありません。
三笠山自然公園や南丘森林公園、東山スキー場などがありますが、これらは町民もしくは近隣の人の利用が殆どです。
しかし全国的に有名なイベントもあります。
それは「全日本玉入れ選手権」です!
毎年9月になると全国から参加者が集まって来て、さらにゲストチームの芸能人もたくさんやって来ます。
芸能人もマイナーな人ではなくて、俳優、お笑い、タレントとして第一線で活躍している人がたくさん来ます。
もちろんテレビの全国中継です。
優勝チームには賞金が与えられるのですが、50万円もらえるはずです。
もちろん和寒町は昔からこんなことやっているわけでもなくて、いつの間にかなのですが町おこしとして成功したのではないでしょうか?
↓国道沿いにはこんなものも!
和寒はカメラ片手にぶらっとドライブが最適
和寒町は宿泊施設はありませんが、近隣の旭川や士別にはホテルがありますし、交通はとても便利な場所です。
気の向くままに車を走らせて好きな場所でシャッターを切る。
町内にはフォトジェニックな場所が無数にあります。ぜひ和寒町を訪れて美しい写真を撮ってください。
但し注意点が2点ほどあります。
1.殆どの路肩に撮影程度の短時間ならば自由に車は停められますが、農作業車も多いですので作業の邪魔にならないようにお気をつけ下さい。
2.国道40号線は大型トラックやバスなど交通量が非常に多いのですが、総じてマナーはよく極端にスピードを出す車は少ないです。
町内にオービスはありませんが、覆面がいたりするからだと思います。
しかし国道40号線と平行して南北を貫く町道が数本ありますが、こちらはバカみたいに飛ばす車が多いのでご注意下さい。
これら町道は制限速度が60km/hですが道幅が狭いところも多く、トラクターも通る場所なのに100km/hをはるかに越えているのでは?と思うようなスピードで走る危険運転の車が多いのです。
ですから南北を貫く町道で車を停めての撮影はお薦めできません。
気をつけて楽しい撮影をしてください。
↓国道40号線と塩狩峠(旭川方面)
↓塩狩峠の桜(一目千本桜) 塩狩駅にて
↓町内の南丘森林公園
↓以下は2枚とも和寒町内
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