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北海道の事故の特徴と発生場所

北海道の事故の特徴は?

北海道の事故、特に死亡事故や重症を伴う事故でよく言われるのは「北海道は速度違反が多いので圧倒的に速度による死亡事故さ」と言う人がいます。

確かにそうなんですが、では速度違反でどんな事故を誘発するのか?が説明されることが殆どありません。

実際の速度違反での重大事故を幾つか上げてみます。


・ハンドル操作の誤りで車両の制御不能になり対向車や路肩の構造物などに激突。

・止まりきれず先行車に追突。(一瞬わき見をしたなどを伴っていることが多い。)

・無理な追い越しをする時は相当な速度で追い越すことが多いので、追い越される車や対向車と衝突を起こす。


速度だけに絞れば大体上記3つになるはずです。
もちろん実際には数多くの分類が出来るかもしれませんが、基本は上記の要因があって様々な事故を誘発していくという事が多いのではと思われます。

特に上記の1番目のハンドル操作の誤りは北海道では信じられない事故も多いです。
見通しが非常に良い直線道路で車高の低いセダンが路肩で真っ逆さまにひっくり返っているとか何度も見ています。

関東では見たことがありませんし、一体どうやったらこんな事故になるのか?と教えて欲しいです。

無理な追越では平気で2~3台(あるいはそれ以上)を追い越します。
これは特に地方の幹線道路で多いのですが、追い越す車の速度はこちらからの速度差から考えると120~150km/hには達しているはずです。
これも一般道でですからね。

さらに追い越しに掛かった先にカーブがあって見通しが悪くても追い越す車もいます。
カーブの手前までには元の車線に戻れると思っているのでしょうが、大抵反対車線の車と正面衝突です。
(北海道は正面衝突の事故が非常に多い地域です。)

 

*速度違反以外で多い事故

速度以外だとやはり「信号無視」と「一時停止無視」、「交差点で安全確認しない」が多いと思います。

これら3つは地方、田舎道はもちろん札幌の中心地でも同様です。

とにかく信号無視は驚くほど多いです。
赤になって数秒経っていても突っ込んでくる車はザラにいます。当然衝突事故を起こします。

また交差点の事故も信号無視の他に「右折時に安全確認せずに前の車について行ったら直進車と正面衝突した」なんて当たり前の事故もやたらと多いのです。

でも事故を起こした当事者は「普段どおりの運転だったのに・・・」と落ち込んでいたりするのですが、事故を起こさないほうがおかしいと思います。

北海道内で事故の多い都市

これは1位は毎年圧倒的に札幌市です。
人口も車の台数も多いので当然ですし、速度以外のマナーも道内ではダントツに悪い気がします。

人により「函館がマナー最低」と言う人もいますが、札幌の方が車が多いので目立つのかもしれません。

このマナーで特に悪く感じるのは「信号/一時停止無視」、「合図不履行(特に車線変更時)」が圧倒的に多いです。
私は日常的に札幌市内を走っていますから特に感じます。

2位は釧路市だそうですが、年により旭川市の時もあるようです。
つまり釧路と旭川で2位と3位を占めるということです。

人口や車の台数では旭川の方がぜんぜん上なのですが釧路と言うのも興味深いです。

理由はわかりませんが都市部面積が広くなく、ちょっと郊外に出れば果てしない直線道路とかがあるからかもしれません。

旭川市中心部は札幌と大して変わらない感じがします。
車の量も多いし一方通行も多いです。でも札幌市よりは中心部の道幅は広いです。

車の速度は郊外に出ても旭川よりも札幌の方が高い気がします。

また苫小牧市も事故が多いようで、ここは一般道も直線で多車線の高規格道路が多く、トラックも多いなどが理由かもしれません。

その他の都市だとどんぐりの背比べとなります。

札幌市で事故の多い場所

2018年7月現在、最新のデータは日本損害保険協会発表の平成28年版ですのでそれを元にご説明します。

1位: 国道5号線 新川通り交差点
私もよく通りますが非常に見通しが悪い交差点です。ここは国道5号線(札幌~小樽を結ぶ)と新川通りが交差していますが、特に国道5号線の真上は札樽(さっそん)自動車道が通っているので日陰と橋脚の関係で見通しが悪く、交差点を特に右折する車はよく事故を起こしています。

TVでもこの交差点は事故が多い場所としてよく紹介されます。

右折車もさっさと曲がって高速に乗りたいからなのか、前の車に続いてアクセルをガバッと踏む車が多い気がします。

場所はこちらです(Google map)

2位: 国道12号線と環状線交差点
   ここも私は日常的によく通る場所です。「交通量が非常に多い」、「直進車、右左折車どちらも非常に多い」などが特徴で特に右折車はいつまで経っても曲がれないという状況に陥りやすい場所なのでドライバーはイライラしている人が多いのではと思います。

しかも早朝や深夜を除けばいつも混雑していると言う感じです。
事故率では2位ですが、ここの交通量は圧倒的に1位の場所よりも多いと断言できます。

場所はこちらです(Google map)

3位: 国道5号線と北24条通り交差点
札幌市中心部を南北に貫く創成川通りのこの付近は国道5号線となっており(道央道の札幌北ICまでが国道5号線)、北24条通りと交わる場所です。

ただでさえ創成川通りは交通量が多いのに、北24条付近は飲食店などを中心に商業施設が非常に多い地域です。

ですので単純に交通量が多い、横断歩道の歩行者数も多いというとてもリスキーな場所です。
特別に見通しが悪い場所ではありませんが、「早く曲がりたい、通過したいが歩行者が気になる」などの心理が働きやすいので冷静にならないと直ぐに事故に繋がる恐れがあります。

場所はこちらです(Google map)

4位: 北34条交差点
ここは東西に走る国道5号線、そしてその真上を覆うように走る札樽(さっそん)自動車道があり、しかも「西5丁目樽川通り」と北西に延びる側道もあるという複雑さ(つまり5差路)、さらにこの交差点から僅か東に120mの場所には地下鉄の北34条駅と、国道5号線を南北に貫く道路、更に東に300m行くと札樽自動車道の札幌北ICがあるという「事故が起きないのが不思議」という交差点です。

付近は商業施設が非常に多くあり、5差路交差点の南西側直ぐの場所にはヤマダ電機もあるので同店を利用する車も多いのです。

私はこのうち5差路のほうを何度も通っていますがいつも恐い思いをさせられます。交通量の多さに対して信号が変わるのが早すぎる感じがするんですね。

場所はこちらです(Google map)

5位: 麻生駅前交差点
地下鉄南北線の終点の麻生(あさぶ)駅は直ぐ北にJR学園都市線の新琴似駅もあり、付近は商業施設や住宅が非常に多い場所です。

さらに麻生駅の場所は5差路交差点があり、その交差点を取り囲むように飲食店、イオン、スーパーマーケット、ゲームセンターなどがあるので当然これらの駐車場に出入りする車も多くいます。

ここも事故が日常的ではないのか?と言いたくなるほどの場所です。

場所はこちらです(Google map)

 

その他: すすきの交差点
ここも1年通して非常に事故が多く、年によっては1~3位に入ったこともありますし、番外でも常に最新の注意が必要です。
理由としては様々ですがしょっちゅう通る私目線で説明すると以下のような理由かな?と思ったりします。

・交差する札幌駅前通りと国道36号線は元々そんなに幅広の道ではないのに、両脇には時間を問わず数多くのタクシーや搬入トラックがいつも路駐している。

・すすきのは首都圏と比べても驚くほどタクシーの多い地域であり、運転手は信号が変わるか変わらないかくらいのタイミングで交差点に突っ込む車が多い。

・札幌中心地の観光拠点でもあるので横断歩道の歩行者も非常に多い。

・3年前に市電(路面電車)がループ化されてすすきの交差点の真ん中を通過するようになったので以前よりは車の信号待ち時間も長くなっており、それにイラつく運転手が増えた気がする。(タクシー以外でも)

などです。

場所はこちらです(Google map)

 

北海道/札幌はこれから本格的観光シーズンを迎えます。

当然車も人も多くなりますのでどんなに見通しがよくて交通量の少ない場所であっても、都会の真ん中を走るのと同様に充分な安全確認をして運転をお願いします。

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