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8月半ばから9月にかけての北海道

8月後半の北海道は穴場

お盆休みも終わり北海道は観光シーズンのピークを過ぎた時期になります。
風も秋風が吹くようになりますが、まだまだ夏の北海道を楽しめます。

特にホテルや飛行機、列車指定席も空き始めますし、値段も下がってきますのである程度夏休みに自由度がある方はぜひお盆を過ぎてから訪れて頂きたいです。

本記事ではお盆明けから9月連休前あたりまでの情報をお伝えしましょう。

 

ほんの少しだけど秋の予感・・・

お盆明けの北海道の特徴は?

この時期の北海道の特徴をお伝えします。
但しとにかく北海道は広いので、地域(都市)や年によって差があることをご了承下さい。


・上述したようにホテルや交通機関が空いてきて予約しやすくなり料金も下がってくる。
→ 但し札幌、函館やその他著名観光地は近年インバウンド(海外からの観光客)客の大幅増加によりシーズンオフでも予約が採りにくいことが多くなっている。あくまでもお盆や夏のピークシーズンよりは多少空く程度と思ったほうがよい。

・お盆を過ぎると秋風となり気温も徐々に下がってくる。但し場所により非常に大きな差があり札幌だと9月に入っても連日30度越えの年もあれば、道東や道北の街に行くと8月でも早朝や夜は暖房を入れるところもある。

基本は半袖で、薄手のカーディガンを持参すると良い。(寒がりの人であればジャケットなど)
ただし早朝や夜外に出歩かない、山などに行かないなどであれば東京や大阪の9月下旬~10月半ばくらいを考えていればまず間違いない。

・北海道は台風直撃は殆どない。過去を振り返っても直撃は数年に1度あるかどうか。しかも北海道に到達する頃には勢力が弱くなっているので台風のせいで交通機関や道路の通行に大きな支障が出ることは殆ど無い。

しかし東京や大阪などから北海道に向かう(戻る)飛行機やフェリーは北海道が晴れていても運行見合わせになることがあるので事前に充分な確認をすること。

・9月第2週くらいから北海道、特に札幌から南の地域は雨が多かったりどんより空の日が増える。
秋雨前線の影響もあるようで連日大雨が降ることもある。

・お盆を過ぎても各地で秋祭りなど小規模なお祭りや食のイベントなどが多数開催されるので、普段地元民しか行かないようなイベントを狙うのも楽しい。


さらに注意事項としては以下をお伝えします。

・年、地域によるが9月第2週くらいから急激に気温が下がることもあり、日中でも長袖とジャケットでないとかなり寒く感じることもある。
札幌ではそれほど心配する必要はないが(夜出歩く場合は別だが)、道東や道北では朝晩霜が降りることもあり場所により想像以上に冷え込むこともある。

感じ方は個人差が大きいが、少しでも寒いのが苦手であればある程度しっかりした服を持つこと。
この場合半袖は不要、またジャケットでもダウンやコートなどまでは要らない。

・お盆明けから車の量も減ってくるが、交通量が減ると言うことはそれだけ飛ばす車が増えると言うこと。
交通事故の絶対数は減っても死亡事故が増えることもあるので速度と赤信号(一時停止含む)遵守は絶対に忘れないこと。

北海道を走ってみると判りますが、驚くほど信号/一時停止無視が多く、ニュースでもそれらが原因による正面/側面衝突事故が連日報道されることがあります。(感じる限りでは圧倒的にレンタカーではない地元ナンバーが多い

しかも速度が出ているので死亡事故が多いです。


お盆明けは上記のように良いこと、悪いこと半々くらいですが、でも予約が取りやすくさらに涼しくなる素晴らしい季節なのです。

お盆前で「予約が取れない」、「料金が高い」、「人が多すぎはイヤ」、「少しでも涼しいときに」とお考えであれば迷わずお盆明けです。

 

8月下旬~9月になってもまだまだ美しい花も楽しめます。




お盆明けの地域別情報

地域別に各地の状況などをお伝えしましょう。

函館など道南地区
9月半ばくらいまではまだまだ気温も高く夏の延長と言う感じです。
函館の中心部(港含む)は盛夏の時期と全く変わらないほどの活気はそのままで、風が少し涼しくなります。

この時期、特にお薦めしたいのは大沼公園です。
函館から北に僅か30kmほどに広がる大沼、駒ケ岳を中心とするリゾート地ですがお盆を過ぎて少し秋の気配を感じるようになると美しい風景とともに夕暮れの物悲しさみたいな情景も味わえます。

大沼公園と駒ケ岳

札幌/小樽地区
盛夏の時期と暑さや混雑はあまり変わらないです。

特に札幌の大通公園で行われる日本最大規模のビアガーデンを(13000席!)伴う「さっぽろ夏祭り」はお盆の終わりに終了(今年2018年は8月17日まで)ですので、観光シーズンのピークもひと段落という感じでやや落ち着いてきます。

しかし9月第一週(2018年は9月7日~30日まで)から大通公園で「さっぽろオータムフェスト」という食の祭典が催されて道内各地の絶品グルメが味わえます。

つまりお盆明けからオータムフェストまでの期間は札幌市内は大きなイベントがないので静かになりますが、それでも大通公園やすすきのの喧騒は相変わらずで大変活気に満ちています。

(別の記事でも書きましたが、週末の19時ごろ大変な人出のすすきのでお店に入り、真夜中まで飲み明かして外に出ると深夜1時とかでも19時とあまり変わらない非常に多くの人が闊歩しているのには驚かされます!)

小樽も運河地区を中心に人出は途切れず、特に外国人観光客で運河は溢れかえっています。
小樽は札幌と異なり観光客数に対してホテルの室数が足りないのでこの時期も宿は取りにくいかもしれません。

富良野/美瑛地区
まだまだ花を楽しめる時期でもありますが、田畑は収穫に備えた時期に入り田んぼは黄金色に輝く時期です。

観光客も途切れませんが、風は札幌と比べてもかなり秋を感じさせるようになり季節の変化を感じることでしょう。
なおこの時期でも宿を取るのは少々難しいかもしれません。この時期ならではの風景を求める観光客は非常に多いからです。

道東(帯広/釧路方面)
特に帯広は道内でも大規模の農場が多くありますし、富良野方面に比べても東ですので運良ければ大型農機を使った収穫風景が見れるかもしれません。

釧路は漁港ですので美味しい秋刀魚が食べれるかもしれませんし、秋刀魚でなくても多くの魚介類、秋の味覚を楽しめることでしょう。

釧路湿原も急速に色を黄金色に変えつつあり、静かに冬の到来を待つ風景を楽しめます。

お盆までは札幌方面から帯広/釧路に抜ける道東自動車道がびっくりするくらい渋滞することがありますが、お盆を過ぎたとたんに交通量は激減しますのでドライブには良い季節です。

ただし道東自動車道は片側1車線の対面通行区間も多く、それでいて100数十km/hで飛ばす車が多いので反対車線に飛び出しての正面衝突が多い道路です。

充分に慎重な運転をお願いします。
(片側1車線区間は原則80km/h、対面通行区間は制限速度70km/hです。)

道北(旭川以北/稚内、オホーツク方面)
8月下旬にもなればぐっと朝晩は冷え込みます。
昼間でもストーブをつけるお店や宿もありますし、車も暖房を入れることもあるでしょう。
(8月の真昼間ですよ!)

でも早朝深夜でも路面凍結まではまず至りません。(皆無とは言い切れませんが)

札幌付近との気温差に驚くと思います。

しかし元々荒涼とした大地が道北のウリですので、秋風と共に最果てを味わえると思います。
宿も一部除いて相当空いてきます。

稚内市内でも団体が入らなければかなりの確立で予約は取れるはずです。

ぜひ晩夏の何もない大地、湖など訪れてください。

 


9月の連休前まではまさに穴場の季節です。

何処に行っても程よい涼しさ、極端に混まないのでのんびり北の旅を楽しめます。

夏こそ北海道へ! とお考えであればお盆明け~9月上旬を狙ってみてはいかがですか?

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