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札幌の穴場の危険箇所

札幌は意外な場所に危険が潜んでいる

季節問わずやはり都市部は運転をする上で危ない場所がたくさんあります。

道内最大の都市である札幌は当然都市型の危険箇所がありますが、意外と気がついていない人が多い気がします。

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具体的な札幌の危険箇所

札幌で運転する上で一番危険なところは?と言えばやはりすすきの交差点、及びその周辺です。
とにかく交通量が多い、路駐の荷物搬入トラックやタクシーが昼夜問わず物凄い数いる、などです。

でも意外と知られていない、もしくは気にする人が少ない危険箇所がありますのでご紹介いたしましょう。

 

札幌市電のホーム付近
  札幌市電(路面電車)のホームは一部除いて交差点直近にあり、ホームに出入りする人の殆どは交差点側の横断歩道を使っています。

通常の交差点の横断歩道を兼ねていますので、電車から降りた歩行者は当然信号が変わるのを待ってから横断しなければいけません。

でもこの信号を無視して飛び出すように渡る歩行者がたまにいます。

以下の写真を参照下さい。
(クリックで拡大します。Google mapに加筆)

そういう人の挙動を見ていると、スマホを操作している、下を向いたままいきなり車道に飛び出すという2パターンが殆どです。

そして当然左右確認は一切しません。
ホームの端からいきなり飛び出してくるのですが、ホームの柱や屋根などに遮られて車からは人がいるのかも判らずいきなり車道に人が飛び出すので本当に驚きます。

しかも冬これをやられたことがあります。
前方(車道)の信号が青で凍結路面の上を30km/hくらいで走っていたのですが、いきなりホーム端から人が飛び出しました。

あわててブレーキを踏みクラクションを鳴らしたら、その人は初めて赤信号で横断しようとしたことに気がついたようで、小走りに横断したのですが、体感的には車体とその人との距離は1m以下で、あとほんのわずか速度が早かったり、ブレーキのタイミングが遅かったら確実に人身事故になっていました。

こちらもブレーキを踏んでも凍結路面なのでズルズルと滑り、たかだか30km/hでも停まらないのです。

その人(30歳くらいの男性)を思わず運転席から睨みつけてしまいましたが、その人は会釈で平謝りでしたが、30km/hでも死ぬ時は死にますからね。

似たような事例は夏でもありましたので、市電ホーム脇を通る時は最新の注意を払っていますが、とにかくこういう人は車を確認して横断するのではなくて、一切安全確認をせずにぼーっと飛び出してくる人が多いのでこれは本当に困ります。

冬の市電沿いの道路
冬は路面凍結と路肩に除雪された雪山が陣取っているので道幅はどうしても狭くなります。
そういうところを路面電車と一緒に走るのですから、電車が近づいてくるとヒヤヒヤします。

こういう場合は道幅が狭いので、電車と並んで走ろうとせず、電車の前を走るか(無理に前に出ないこと)、後ろに付くほうが安全です。

過去路面電車と車が接触事故を起こして、車が大破した事故がありました。

車の運転手は電車が近づいてきたが、行けると思い無理に電車の前を横切って右折しようとしたそうです。

路面電車の最高速度は道路併用区間では40km/hと法律で決まっていますし、実際には安全を考えて30 ~35km/h程度で走ることが多いようです。

車の運転手は、「市電は速度が遅いから大丈夫だろうし、小さな車両なのですぐに停まるだろうと思っていた」と言っていました。

でもこの考えは甘すぎです。

路面電車と言えども1両の重量は15~18tもあるのです。単純に普通乗用車15 ~18台分です。
また鉄レールと鉄車輪間の摩擦はゴムタイヤとアスファルトに比べて1/5~1/10しかないので、車重と相まって30km/hしか出していなくても車のように瞬時には停まらないのです。

速度が遅くてもとにかく重たいので、車と接触すれば負けるのは車ですし、廃車にするしかないほど酷い状態になります。
車の運転手は命があれば奇跡と言えるでしょう。

損害賠償も請求されるだろうし、運転が無謀と保険会社に判断されれば保険が降りず、数百万~1000万円超の修理費は自腹となるのです。

なお車両は新車で1両1~1.5億円以上もします。

路面電車だからと舐めてはいけません。季節問わずですが、特に冬は凍結路面となるのでより注意が必要です。

また市電の駅のすぐ脇の道路は日陰がちになるところが多く、この場所は太陽が出てもほぼ終日凍結路面となっていますので、最新の注意が必要です。




NHK札幌放送局前とその手前
ここは以外に知られておらず、また地元民も殆ど気にしない場所です。
まずは以下の地図をご覧下さい。
(Google mapに加筆。クリックで拡大)

上図に基づいて「どこが何故危険か?」を簡単に説明します。

1.NHK前のバスの路駐箇所
ここは合法的にバスを停めてよい場所となっています。
基本は駐停車禁止区域ですがバスは除外されています。目の前がテレビ塔ですので、ひっきりなしに大型観光バスがやって来ます。
入れ替わり立ち代りといった感じです。

そしてそのすぐ東側の大通西1、大通東1の交差点はそれぞれ一方通行ですから、ここに路駐していたバスが大通東1交差点を右折しようとして強引に入ってくる可能性も日常的にあるのです。

ちなみに大通東1交差点をわずか300m南下した場所には観光客でいつも賑わう二条市場、その先をさらに進んで国道36号線に出れば札幌ドームや羊ヶ丘展望台と言った観光地が揃っているのです。だから車線を跨いで強引に入ってくるバスは多い箇所です。

 

大型バスの運転手はバスの死角の多さ、バスに対する一般乗用車の予測される挙動などを周知していますが、観光バスの場合は極めて短時間で多くの場所を回るというスケジュールのため残念ながら乱暴な運転をするバスのドライバーも少なくありません。

またこれは札幌、北海道に限らず一般乗用車側も「バスはこちらが通り過ぎるまで待ってくれるもの」と決め付けている心情もあるのが事実だと思います。

決してそういう考えは持たずに互いに譲り合って欲しいです。

2.すすきの方面に南下する大通西1、西2交差点
この交差点を右折する車はかなり多く、右折レーンに渋滞が出来る事もあります。

また直進するつもりが誤ってこの右折レーンに入ってしまい、あわてて直進レーンに戻ろうとする車もいて恐い思いをしたりします。
北海道に限らず全国的に、「複数レーンある道路は一番右が早く行ける」と勘違いしている人があまりにも多すぎます。

多分高速道路の右側が追い越し車線だからと思い込みをしているのでしょうが、高速道路だって制限速度内で一時的に遅い前方車を追い越す時にだけ使い、追い越したら速やかに走行車線に戻らなくてはいけませんよね。
このまま追い越し車線を走り続けたら「通行帯違反」となります。概ね2km以上連続して追い越し車線を走ると検挙されます。
(但し、渋滞などで走行車線に戻れない場合は別だが)

3.大通地下駐車場入口及びその手前
大通公園直下には大規模な地下駐車場があります。
大変便利な場所だと言うことで一年中混雑している感じです。

ここの週末にはこの入口前から長い車列が出来ます。
入口手前の大通西2、3交差点の手前から待っている車も多くいたりしますので直進するつもりで渋滞の列に並んでいたら実は駐車場入口だったとかもあります。

そういう車はあわてて左にハンドルを切って直進レーンに入ってくる事もあります。

また駐車場入口及びその手前には係員がいる場所が多いですが、ここの入口では少なくても私は誘導係員を見た記憶がありません。




本記事で書いた箇所が札幌市内(中心部)での特に注意して欲しい箇所となりますが、交通事故を誘発しそうな場所は無数にあり、車を停めない限りは全ての場所が危険と思って丁度良いのです。

札幌中心地は交通量が多く、表通りは冬も殆ど道路上に積雪や凍結がありませんが、ビル街でも驚くほどの吹雪による視界不良があります。

特に1月~2月は天気予報に注意して、慎重に走らないと追突する(される)危険が高いことを忘れてはいけません。

以下は今年(2019年)1月11日の朝の中心地近くの様子です。
実際は写真で見るよりも更に視界は悪く感じます。また大量の積雪にハンドルを取られてコントロールが難しくなります。
これは冬の札幌では珍しい光景では無いのです。日常的にあります。

2枚ともクリックで拡大します。

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