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函館・札幌間の移動

べらぼうに広い北海道

北海道を観光で訪れる方は季節を問わずレンタカーを使う人、都市間バスを使う人、JRを使う人など様々ですが、特に初めて北海道を訪れる方に共通しているのは「距離感の間違い」です。

どういうことかと言うと札幌、函館、小樽、釧路など主要都市の名前は知っていても、その都市どうしがどのくらい離れているかを知らない、考えたことがないと言う人が圧倒的に多いのです。

訪れたことがないならば仕方ありませんが、一般に初めて他県に観光に行く場合、離島でもなければ「XX 市とYY市は車やJRで1時間くらいかな?」と考えて、実際に調べたり訪れてもその程度の時間しかかからなかったということが多いと思います。

ところが北海道だけは例外ですし、例外と思って頂きたいのです。

つまりべらぼうに、とんでもなく北海道は広いのです。

初めての方には絶句するほど日本国内とは信じられないほど主要都市間は離れています。
だから旅行の計画を立てる時には行きたい場所と、その場所に行くまでの距離を事前に知らないと大変なことになります。

北海道はどれほど広いのか?

行ったことのない方も日本地図やその他の情報で、「かなり広いみたいだ」くらいの認識はあると思います。
もちろん世界的に見たら大したことはありませんが、以下の情報だけでもかなりのもの、と感じることでしょう。

本州に次ぐ2番目に大きい島であり、その面積は日本国土の約22%超にもなる。

島としての大きさは世界で21番目

九州2つ分または、四国4つ分または、東北6県に新潟県を加えた大きさと同じ面積。

 

以下は別記事でも使った地図ですが道内主要都市間の距離を表したものです。
(クリックで拡大します)

同じ県(道)内でこれほどの移動距離が必要な県は鹿児島・沖縄の離島、東京都の伊豆諸島・小笠原を除き他にはありません。
つまり海上を介していない、地面で繋がっている都市間距離はべらぼうに離れていることがお分かりでしょう。

さらに感覚をつかんで頂くために作成したのが以下の地図で、同じ縮尺で合成したものです。
(いずれもクリックで拡大します。Google mapを利用)

↓関東~東海地方との比較

↓首都圏の1都2県との比較

いかがですか?
とにかく北海道はとんでもない大きさであることがお分かりだと思います。

千葉県の犬吠崎から名古屋まで入れてもまだまだスカスカですし、房総半島は南北にかなり長い(成田市から野島崎と同緯度まで真南に伸ばした距離が約98km)のは首都圏にお住まいの方ならばよくご存知と思います。

↓関西の方にも

巨大な紀伊半島、日本一の琵琶湖もかすんでしまうほどです!

↓九州との比較


九州くらいまで大きくなると「九州2つ分の面積」も納得出来るようになりますが、九州は7つの県が集まって一つの島ですから、それを考えると・・・。



函館・札幌間の距離は?

多くの人がこの区間は「1~2時間じゃないの?」と思うようですが以下の地図をご覧下さい。
(クリックで拡大します)

いかかでしょうか? 300kmもあるんです!
函館~札幌なんて北海道の南の端っこの一部に過ぎないんですが、それでも東京~名古屋に匹敵する距離があります。

内浦湾(噴火湾)という大きな湾を迂回するので余計距離があるのですが、2019年現在JRの特急でも3時間半(以前は最速2時間59分の時もあったが)、高速道路は函館市内からやや北に行った場所から乗って札幌中心地まで4時間半~5時間超かかります。

洞爺湖の近くから山中を走り、札幌郊外の中山峠を越えて札幌市内に向かう、というルートもありますが、素直に海沿いの高速道路を使ったほうが時間的に早いです。

2031年3月(予定)に北海道新幹線が札幌まで延伸すると最速で1時間(又はそれ以下)になるそうですが、現時点ではとんでもない距離があるのです。

他の主要都市間距離もあげておきます。
(道路/鉄道経由の距離です。)

札幌~帯広: 約220km

札幌~旭川: 約135km

札幌~釧路: 約350km

札幌~稚内: 約400km

札幌~網走: 約370km

函館~釧路: 約580km

函館~根室: 約710km

このように道内主要都市間距離はとんでもない距離であり、多くの区間は航空機を使う距離となっています。
ですからパッケージツアーを利用せず自分で全て計画を立てるのであれば距離と時間を十分に調べないととんでもないどころか、旅行そのものが不可能となってしまうのです。

函館~札幌の移動だけで半日強かかると思ってちょうどよいのです。

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