車の意外な凍結場所
冬の北海道ではびっくりする場所も凍る!
極寒の冬の北海道では車も凍結のトラブルがあります。
トラブルとは言っても日常的なもの、例えばガラスの凍結程度もあれば、パーキングブレーキが解除出来なくなるなど深刻なものまで様々です。
(注意: パーキングブレーキ自体は実は凍結しません。以下の記事を参照してください。)
車の凍結箇所については以下に関連記事がありますので、以下もぜひお読みください。
意外な凍結箇所とは?
車の殆どの凍結箇所は上記の関連記事「車の凍結箇所は?」(←こちらもリンクあり)でほぼ全容がわかると思います。
しかしそれらの記事を書いてしばらく経った後に私が思いがけない凍結を経験したのでお知らせしたいと思います。
ウオッシャー液ノズルが凍結で浮き上がる
ウオッシャー液関連の凍結トラブルと言えば「希釈した液を使ったのでチューブ内で凍結してしまった。」、「ノズルの先に氷が詰まった、凍結したので原液で使っても出てこない」などが上げられると思います。
関連記事: 冬のウオッシャー液の扱い注意!
しかし過日私は「かつて経験したことがない」、「ネットなどでも聞いたことがない」経験をしたのです。
ある日ウオッシャー液を噴射するといつも通り勢い良く出るのですが、右側のノズルの端の穴からの噴射が屋根まで届きそうな物凄い勢い(角度)なのです。
他の穴からの噴射もいつもよりも高めに噴射されます。
一方ボンネットに2つあるもう一つのノズルは正常な角度の噴射でした。
「え?何これ?」と驚き外から観察したところなんと「ノズルとボンネットの間に薄い氷が挟まってノズルが浮かび上がっている」のです!
これでは高い位置まで噴射されるのは当然です。
しかし不思議です。ノズルは可動部分ではないし、こんなところ納車後一度もいじったことなどありません。
仮に誰かがいたずらするにせよ、わざわざノズルを引き上げてちょうどよいサイズの氷を見つけて(加工して)、絶妙な感じで挟み込む、なんて手の込んだことをする人はいないと思います。
恐らくですが、
1、ごくわずかなノズルとボンネットの間の隙間に(目視出来ないほど)水(雪の凍結水など)が入り込む。
2、夜間の低温でこの隙間に入った水の膜が凍結し、体積が膨張してノズルを押し上げた。
という事が考えられると思います。
どの車もこのノズルはボンネットにパチンと差し込んでいるだけなので、密着しているようでごくわずかな隙間があります。
うちの車は車齢がけっこう長いので、長期間の振動でこの隙間が大きめになり、水が入りやすい状況だったのかもしれません。
このトラブルは手で押さえるだけで解決しましたが、車の日常/始業点検でウオッシャー液ノズルの点検なんてする人いませんよね。
タイヤの空気注入バルブの凍結
私は半年ごとのディーラでの点検以外は、セルフスタンドに行った時に空気圧を自分でチェックしますが冬のある日、バルブについているプラスティック製のキャップ(ねじ込んであるもの)を回しても回りません。
普段そんなに強い力で絞めませんし、ディーラだったらなおさらです。
このようなネジの部品は強く締めすぎると壊してしまうことがあるからです。
「あれ?」と焦りましたが、特に力を追加しなくても触っていたらいきなり軽く回りキャップを外すことが出来ました。
見るとネジ部分が濡れていて、ノズルの根元の方はネジの山の部分に氷が張って(挟まって?)いました。
このノズルの部分は雪や水溜りの水が付着しやすい場所ですが、ネジの山の間に付着したこれらの水分が凍結してキャップが外れにくくなっていたのです。
ネジ山の隙間に出来た凍結なので力を加えなくても手で触っていると体温で氷が解けたのだと思われます。
でもこんなところまで凍結するというのはさすが冬の北海道は恐るべしと感じました。
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