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2020道交法改正後の北海道

2020年の道交法改正

 

2020年6月30日より道路交通法(道交法)が大幅に改正されて、あおり運転に関しての厳罰化が行われるようになりました。

改正内容の詳細は他メディアに譲り、本記事では改正後の北海道の様子などをお伝えします。

参考:北海道警察のあおり運転関連のページ

この記事を書いている8月28日ではまだ法改正されて2ヶ月しか経っていませんが、全国の様子を伝えるニュース/記事によれば「あおり運転が減った気がする。」、「全く減っておらず変わっていない。」、「自分の運転の緊張度が上がった」など様々な変化が伝えられており、変わらないという意見も多い中「この法改正を全く知らなかった」という人はごく一部の少数派のようです。

つまりすべての項目について把握していなくても「あおり、危険運転をすると事故を起こさなくても即免許取り消し」という厳しい処分になるという事は多くのドライバーは判っているようです。

全国の状況をニュースなどからまとめると現時点では「あおり運転の件数は変わっていない」と思う人が7~8割程度のようです。

道交法改正後の北海道の状況

北海道はどうなのでしょうか?
北海道の昨年度のデータは悲しいことに交通事故発生件数は全国3位と高く、しかも死亡事故が非常に多いのが実情です。

死亡事故が多い=スピード出しすぎの車が多いということです。

逆にスリップ事故が多発する冬は事故件数は増えても死亡事故が減少する傾向があります。
これは冬になると速度を落とす運転をするからです。

法改正後まだ2ヶ月しか経っていないので全国的にもあおり運転の件数がどう変わったかを表すデータはありませんが、北海道で言えば、というか私が感じる限りではあおり運転については全く変わっていません。

少し減ったかな?という感じさえしません。これは全国各地と同じだと思います。

北海道でも地方だと車の数が極端に少なくどこまでも続く田園風景という状況ですので以前から変わらないと感じることでしょう。

しかし札幌市に関して言えば中心部および中心部に近い主要道路などは首都圏並みの混雑の時間帯もありますが、やはりあおりに関しては変わっていないと思います。



北海道はあおり運転があまりない?

あおり運転がどうのこうのという記事を書いておきながらおかしな題名↑になっていますが、初めて北海道で運転する人が錯覚するのでは、と思ったので説明をします。

今回の法改正で様々なあおり、危険運転について対象となりましたが初めて北海道で運転する人、普段から道交法に関して気を止めないで運転をしていた人は「北海道は元々あおり運転ってあまりないのでは?」と勘違いされるのではと思ったからです。

北海道で事故を起こす人の原因には様々ありますがおおむね以下のものが主となります。

スピードの出しすぎ
50km/h制限でも80~120km/hくらいで走る。住宅地も無関係。

広大な景色に目を奪われて運転が散漫になり追突する。
これは観光客だけではありません。地元の人も「ここは広いから大丈夫」という慢心で見通しの良い直線道路で追突事故を起こす人が多いです。

赤信号や一時停止を守らない。
これも非常に多く全国的に見ても守らない上位だと思います。赤になって1秒以上経過しても減速せずに突っ込んでくるので大事故が多くなるのです。

飲酒運転が非常に多い。
警察も頭を悩ましていますが無くなりません。飲酒運転による死亡事故は日本一の件数と言われています。
非常に広い土地で地方に行けば居酒屋まで車で30分なんていう場所もいくらでもあり、それを理由に飲酒運転を正当化するドライバーが非常に多いです。

また居酒屋も分かっていて提供しています。そういう場所では代行運転もないところもあるようですが、だからと言って飲酒運転をしてよいわけがなく、これによる死亡事故がたくさんあるのです。

ウインカー出さない、左から追い越す。
これは悪しき土地柄と言えるでしょう。ウインカー出すのは右左折時だけで車線変更ではまず出しませんし、首都圏に比べると左からの追い越しがかなり多く感じます。

 

上記の中でも左からの追い越しなどは今回のあおり運転にも含まれるようになりました。
(全国的に「左からの追い越しは禁止」を知らないドライバーが圧倒的に多いようですが。)

一般にあおり運転というと後ろから車間距離を詰めてくる、急ブレーキを踏んで進路妨害をするなどが頭に浮かぶので上記のような項目が多い北海道では「あおり運転が少ない気がする。」という感覚になる人も多いかと思います。

しかし後ろから車間距離を詰めてくるドライバーは非常に多いです。
私の経験上ですが首都圏のように悪質な嫌がらせで詰めるドライバーは少なくて、「車間距離を詰めるのが無意識で普段の運転」という人が多いのである意味たちが悪いのです。

その人にとってはあおりや嫌がらせをしているつもりはなくて普段通りの運転をしているつもりなのですが、前の車が強めのブレーキを掛けたり一瞬の油断で追突事故が起こるのです。

道内で起きる車対車の最も多い事故は後ろからの追突事故です。
つまり車間距離を詰めすぎ、慢心とした運転をする車が多いという事を物語っています。

あおり運転から自分を守る

十分な車間距離、制限速度順守、信号や標識を順守するという教習所の第1段階レベルを守るだけであおり運転に巻き込まれる可能性がぐっと減ります。

もちろん悪質ドライバーが相手だと一方的に文句を付けられることもあるでしょう。

ですからドライブレコーダが必要なのです。
もし今でもドライブレコーダを付けていないのであれば早急に付けるべきです。

自動車用品店では様々な価格、機能のものを売っていますし、1万円程度で十分すぎる性能のものもたくさんあります。
そして前後の風景が撮影できるものでないと事故が起きた時に困るかもしれません。

また自分は正しい運転をしているつもりでもあおり運転だと決めつけられて通報されてしまう可能性もあります。
だからこそ車間距離と速度を守るなどの基本が重要なのです。

現在はドライブレコーダを装備している車が増えたので証拠画像として警察に提出されることもあるからです。

 

今年は新型コロナウィルスのおかげで北海道をのんびりドライブ旅行するというのが難しい年になってしまいましたが、今年後半や来年は素晴らしいドライブが出来ますように今のうちに法改正の内容をチェックすると同時に自分の運転を見直すことをお勧めします。

 

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