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上富良野町 ジェットコースターの路

驚愕の急坂のジェットコースターの路

 

上富良野町に有名なようで認知度がやや低い「ジェットコースターの路」なる急坂の道があります。

ここは農道で正式名称を「西11線農免農道」と言い、本来は農家のトラクターや農作業車が主に通行する道路です。
従って観光用として整備された道ではありません。

しかし驚くほどの急坂は誰でも走ってみたいと思わせる魅力があります。

美瑛方面に行かれるのであればぜひ通って頂きたい道ですが、注意して頂かないと重大事故を誘発する可能性もありますのでそれらについても本記事では触れたいと思います。

↓これを見れば誰だった走りたくなる!

ジェットコースターの路の詳細情報

まず場所ですが、上富良野町と言っても限りなく美瑛町に近く、美馬牛駅や美馬牛小学校、四季彩の丘からもかなり近い場所にあります。

美瑛駅(市街地)からもジェットコースターの路の入口まで10~15分程度です。

この道の入口はこちらとなります(Google mapが開きます。)

そしてGoogle mapにこの道と周辺の状況を加筆したものが以下の地図となります。
赤線がジェットコースターの路を表し、名称に青の下線を引いたものは近隣の主なランドマークです。

以下の地図はクリックで拡大します。

↓この写真もクリックで拡大します。

なおこの道の延長は約2.5㎞あり、最急勾配は10%、角度にすると5.71度となります。

以前ダイハツのCMで有名になった鳥取県と島根県の県境にある「江島大橋」・通称ベタ踏み坂の最急勾配が6.1%(3.49度)ですから「ジェットコースターの路」がいかに急勾配かが分かると思います。
(なお国内にはジェットコースターの路よりももっと急な坂はいくつもあります。)


参考坂の%を角度に変換する方法

以下の式で簡単に求める事が出来ます。

arctan(x/100) 

arctanは三角関数のアークタンジェント
xは勾配の%
計算結果はそのまま[度]となる


↓クリックで拡大します。





ジェットコースターの路の道の注意事項

ジェットコースターの路を走行するにあたり事前に知り、かつ順守すべき注意事項がいくつかあります。

先述したようにこの道は「農道」であり近隣農家のための道です。
従ってトラクターなどの農作業車が通りますので速度は抑えて安全運転をして下さい。

急坂を下り切ったところに一時停止の交差点があります。
速度を出して坂を下ると大事故を起こす可能性があります。必ず坂の上の場所からシフトダウンやBモードでエンジンブレーキを十分に効かせながら低速で下るようにして下さい。

この坂は離れた場所から見ると大変な急勾配に見えて、坂にかかると勾配が緩く見えるという錯覚があります。
しかし5.71度という急勾配に変わりはありませんので速度を出してブレーキをかけないとドンドン加速してしまうという事を忘れないで下さい。

登坂方向でも速度を出してはいけません。
登坂は見通しが悪くなりいきなり横からトラクターや軽トラが出て来ることもあります。また峠の頂上付近は特に見通しが悪くなりますので更なる注意が必要です。

この道の途中に一切駐車場はありません。もちろんトイレもありません。
農道だから当然ですし道幅も広くはないので適当に路肩に停めると大変危険です。
ただし所々に1台程度を一時的に停めるスペースはあります。

晩秋以降は路面凍結の可能性があり走行自体が非常に危険です。
除雪やロードヒーティングなどは当然ありませんので気温が下がったり雪が降れば路面は凍結します。
4駆の走破性の良い車でもこの急勾配では無力です。気温が10度を下回るような季節は通行しないようにしましょう。

(一般的に気温が3~4度になると路面凍結の可能性が高くなると言われますが、日中に10度程度の気温でも早朝に路面凍結を起こし、その凍結が日陰などに残っている可能性が高くなります。)

 

この道は恐ろしいほどの急坂ですが、登り降りともに速度を落として走行すれば決して危険な道でもありませんし、今時の車で登れないような坂でもありません。

注意事項として上記を守って頂くのが基本ですが、その他にも周辺の広大な美しい風景に見とれないようしましょう。

美瑛方面に行かれたら旭川空港からもとても近いのでぜひ行って頂きたい場所です。

 

 

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