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オイル交換後のオイル量の素早いチェック方法

オイル交換後のオイル量のチェックは必須だが面倒

ご自分でオイルを交換、もしくは継ぎ足した時には作業後に必ずオイル量をオイルレベルゲージでチェックする必要がありますね。

また交換などの作業をしなくても日常点検でもオイル量を自分で調べるのはドライバーの義務であり、安全運転の基本でもあります。

 

でもオイル量のチェックって面倒と思うことがありませんか?

そんな馬鹿な! 交換や継ぎ足しの方がよほど面倒くさいと思われる事でしょう。
もちろんその通りなのですが、オイル交換や継ぎ足しの時は以下のような流れになると思います。

1、オイル交換や継ぎ足し作業が終わったら、一度エンジンを回してエンジン内部の隅々までオイルを行き渡らせる。(やらない人もいますが基本はやったほうが良いです。)

2、エンジンを止めて5~10数分放置してからオイルレベルゲージでオイル量を確認する。

3、必要に応じてさらにオイルを追加する。追加作業をした場合は上記「1、」から再度繰り返す。

 

本記事で面倒くさいから少しでも簡便に、という提案をしたいのは上記の「2、」なのです。
オイルは非常に粘度の高い液体なので10数分放置では時間的に全然足りないこともあり得るからです。

ですから20~30分以上放置するのが良い車もあると思います。
しかし冬にそんな時間外で待つのは寒くて嫌だし、夏は暑いし、一度部屋に戻るのも面倒くさいしなどオイルレベルの確認は簡単でも意外に「面倒くさい作業」であるのです。



オイル量の確認を素早く済ませるには

オイル量を短時間で確認するには普段からオイルレベルゲージの表示がどのように変化するかを把握するだけで良いのです。

その把握方法は以下の手順で確認しておきます。なお以下の確認時にはオイル交換、継ぎ足しなどを行わない時に行います。

1、エンジンを止めてから最低でも30分以上経った後に、オイルレベルゲージでオイル量を確認する。
例えばオイルレベルゲージのほぼ半分付近にオイル量が来ているとして、その位置を覚えておく。
わかりやすく覚えるために下限~上限の位置を頭の中で10等分して、真ん中であれば位置は5である、と覚えると良い。(厳密に正確である必要はありません。)

2、次にエンジンをかけて2~3分アイドリングで回してから止める。

3、オイルレベルゲージでオイル量を確認する。
この時、まだエンジンによって運ばれたオイルがエンジン内のあちこちに付着していてオイルパンに戻っていないオイルがあるので、上記「1、」よりもオイルレベルはやや低くなるはず。

この時測ったオイルレベルが例えばレベルゲージの下限~上限の間の40%くらい、つまり仮想の目盛りが4位置だとすると、

本来の量のオイルよりもエンジン停止直後は1目盛り少なくなる

ということになる。

以上より、エンジン停止直後は1目盛り分だけレベルゲージの表示が少なくなるので、この差を前提にオイル量の管理をすれば良いことになります。

このように把握しておけばエンジン停止直後にオイル量を測っても問題ありません。

車によってもこのレベルゲージの「差」は色々とあるかもしれませんが、とにかく自分の車の状況を把握すれば良いだけのことです。

そしてオイルは粘性の高い液体であり、エンジン内部のあちこちに付着していて、エンジン停止後に時間が経っても全量がオイルパンに戻って来る事は有得ないので大まかな値で管理すれば良いのです。

 

またこの方法で管理すれば駐車場(オイル交換/継ぎ足しをする場所)に多少の勾配があっても同様に勾配を含めたオイル量の変化を把握出来るのでエンジン停止直後のオイルを測っても問題ありません。
(ただし勾配は程度問題があります。)

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