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北海道のゴールデンウィーク

北海道のゴールデンウィークは?

もう直ぐ待望のゴールデンウィーク(以下、GW)がやって来ます!

北海道特有のGW情報をお伝えしましょう。
(本記事は2018年4月に書いていますが、2019年以降もしばらくは十分に通用する内容だと思います。)

関連記事: 北海道の桜

上記の関連記事を読めば桜の情報を知ることが出来ると思います。
またGWと言えども北海道は本州などの著名観光地と異なり比較的宿が取れる場所も多いので、ちょっとした工夫で直前でもGWの予約が出来ます。

北海道のゴールデンウィークの詳細情報

北海道のゴールデンウィークの特徴を箇条書きで列挙しておきます。
これらの情報だけでも北海道のGWの8割以上の情報は把握出来ているかもしれません。

桜が真っ盛り!
函館~札幌(及びやや以北)は桜が満開になる時期です。
関東などよりも1ヶ月も遅れます。
しかも梅と桜が同時に咲きますし、年や場所によってはさらに「梅と桜とタンポポとコスモスが同時に咲く」という本州からしたら摩訶不思議な光景を見ることが出来ます。

なお道東、道北の都市では桜は5月下旬~6月第1週になることもあります。

全道のほぼすべての幹線道路、高速道路でも渋滞はない
驚きかもしれませんが事実です。

しかし場所により若干の渋滞はあります。高速道路の場所によっては首都圏並みの渋滞の時間帯があったりします。
でも渋滞の距離は短いですし、比較的短時間で解消されますので心配はさほどする必要はありません。
毎年渋滞のニュースが出るのは千歳~帯広~阿寒湖IC(釧路方面)を結ぶ道東自動車道の一部くらいで、最大の幹線である道央自動車道で大渋滞など事故が無ければまずありません。

これらの渋滞があっても60km/h以上で流れますし、20km/h以下でノロノロなんて滅多にありません。
一般道、幹線道路も同じです。

車は少なくても事故が増える
真冬や8月ほどではないとは思いますが、やはり事故が増えます。(特に死亡事故)
理由は「飛ばすから」です。

まあ北海道人の多くは冬のツルツル路面とかでなければ1年中「一発免停レベル」で走っている車が多いのですが、GWは大型連休で暖かいからなのか更に気が緩むようです。

また何%かは判りませんが、気持ちが最高潮に高揚している道外からの観光客もかっ飛ばしますので余計事故が増えます。

飛ばしたくても飛ばさない勇気、一時停止する、赤信号を守るなどの運転の基本は徹底して頂きたいと思います。

GW中でも大雪になる場所がある
峠を中心に大雪で閉鎖される道路があります。
殆どが峠ですが、以下は毎年要注意の場所です。GWは春とはいえ北海道の峠をなめると大変なことになります。

・中山峠(札幌市郊外)

・石北峠

・狩勝峠

・日勝峠

・常紋峠

・他

タイヤはどうするか?
現地でレンタカーを借りるとなるとほぼすべてスタッドレスタイヤになると思います。

もしあなたが雪が降らない地域にお住まいで北海道まで走っていく場合、タイヤは迷わずスタッドレスをお薦めします。
前述した峠を通らなくても平地の意外なところで路面凍結していることもあるからです。

GWの北海道=スタッドレスタイヤ、は常識です。




宿は取れる都市と取れない都市の差が極端
本州の著名観光地であればGWに宿が取れないのは当たり前ですね。
北海道では土地が広いせいもありますが、これが非常に極端なのです。

以下の都市・場所では宿が非常に取りにくいので直前予約や大人数では注意が必要です。

・札幌市

・小樽市

・函館市

・千歳市

・帯広市

・釧路市

・阿寒湖/摩周湖/屈斜路湖

など。

他にも色々ありますし、その年によっても波があります。
特に札幌市は一年中ホテルが取り難くなっており、新規のホテルを建てても直ぐに満室になってしまうほどです。

近年は北海道を訪れる外国人観光客が激増しており、更に毎年伸びていますので特に札幌や小樽、函館に泊まる時は十分に早い段階での予約、場合によっては隣接都市のホテルも視野に入れる必要があります。

GW中必要な服と天気は?
持って行く服の関係がありますので気になりますね。
やや無責任で恐縮ですがやはり年、場所によってかなり差があります。

例えば近年の例から言うと函館や札幌くらいまでであれば日中は半袖、夜は薄い長袖かカーディガン、寒がりの方であれば薄手のジャケットがあれば問題ありません。

でも道東、道北に行かれるのであれば暑がりの方で無ければ半袖は不要かもしれません。
終日長袖、ジャケットもやや厚めのものを持っていったほうがよいです。
但しダウンやコートまでは不要と思いますが、寒がりの方は例えば東京の3月上旬くらいの気温を考えて服を選べばよいかと思います。

札幌から僅か130km北東の旭川市でさえ札幌とはまるで気温が異なります。
万全を期して行くに越したことはありません。

なおGW中の天気は全道的に晴れの日が多く、雨は殆ど降りませんので折りたたみ傘くらいで十分です。

JRの空席は?
ドライブ中心のサイト・記事なのになぜにJRと思う人もいらっしゃると思います。
しかし北海道は他の都府県と比べて桁違いに広いので、例えば新千歳空港に着いてJRに乗り換えて遠方(例:帯広や釧路など)まで列車で行き、現地でレンタカーを借りる人も多いのです。

上手く列車を使わないと体だけでなく時間的にも厳しくなることが多いからです。

GW中は札幌~旭川、函館、帯広、釧路、網走、稚内などの主要都市に行く特急の指定席は満席になることが非常に多いです。

これらの区間はオフシーズンでもいつもかなり混んでいて赤字で経営が大変と言われるJR北海道の姿がウソみたいに混みます。
だから飛行機やホテルなどと同時に可能な限り早くJRの予約をされることをお薦めします。

新千歳空港は要注意!
北海道に飛行機で入る人は殆どが新千歳空港をお使いになると思います。

お盆や正月などと並んでGWも新千歳空港は大混雑します。

東京から到着などの場合はさほど問題ありませんが、帰る時はすべて早めの行動を取らないとセキュリティチェックなどで大変な時間がかかり乗り遅れたり、乗り場まで全力疾走とかになりかねません。

新千歳空港は現在混雑緩和のために各種設備の増強工事を行っていますが、数日で出来る工事ではありませんのでチェックイン、荷物預け入れ、セキュリティチェックなどに大行列が出来たりして繁忙期は羽田などとさほど変わらない光景が見られます。

帰りの空港では十分すぎるほど余裕を持つようにしてください。

なお新千歳以外でも近年は函館や旭川も大混雑しますのでご注意下さい。


GWの北海道は本州の著名観光地に比べたら混雑ぶりは全然大したことは無いかもしれません。

でも人が集中する場所は大混雑ですし、外国人の団体客が近年激増していますので予約の他、空港の混雑や交通事故も増えていますので注意が必要です。

特に外国人観光客で目立って来ているのがレンタカーを運転する人の増加です。
ちょっと前までは皆ツアーバスか公共交通機関の利用でしたがレンタカーを使う人が増えています。

多くの海外の人は母国と異なる右ハンドル、慣れない運転マナーなどで事故を起こしています。

これらに巻き込まれないようにあなたも注意して楽しい思い出になるGWをお過ごし下さい。

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