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北海道の春から初夏のおすすめドライブ(道東編)

道東の春から初夏のドライブ

・関連記事: 北海道の春から初夏のおすすめドライブ(道南~道央編)

北海道の中でも道東は特に大陸的な広さを感じることの出来る地域です。

札幌や富良野界隈も素晴らしいですが、道東はさらに手付かずの大自然が楽しめます。
何時間も車を走らせても広大で荒涼とした原野が続くだけ、思わぬ動物に出会える可能性も道央に比べるとぐっと高くなります。

春から初夏にかけてのこの地域は道央・道南地域に比べて交通量がぐっと少なく、ホテルも取りやすいのが特徴です。

しかし注意して頂きたいのは、

あまりにも広大すぎる地域なので計画を誤ると1日で500km以上移動、それだけで1日が終わってしまう。

札幌などに比べると気温がかなり低く、6月頃まではかなり気温の低下を覚悟したほうがよい。
道東地域では8月の盛夏でも朝晩に暖房を入れることもある。

果てしない直線道路、30分以上走行しても信号機がない、民家やコンビニさえも殆ど無いなどの地域が多いので速度や休憩場所には十分気をつけること。

山中はもちろんだが、平地でも携帯電話が圏外になる場所もある。
万が一事故を起こしたり急病になっても連絡のしようがない。

などですが、素晴らしい景色と引き換えに事前にチェックしておかないといけない項目も増えます。

しかし大陸的な大自然はすべての人を魅了するほどの美しさ・素晴らしさなのでぜひ出かけて頂きたいと思います。

道東の主要観光地とドライブ

帯広市
札幌から道央自動車道と道東自動車で音更帯広IC下車。
距離にして約220kmで所要時間は約2時間半~3時間くらいです。

帯広空港も利用できますので羽田などから1時間40分程度で到着できます。

帯広は十勝地方の観光の拠点であり、多くのホテルや飲食街がある大都市です。
駅周辺及び市内あちこちには著名な豚丼のお店がたくさんあります。

市中心地から十勝川温泉まで30分、十勝ワインで有名な池田町までも一般道で25km、40~60分です。

池田町は十勝ワイン工場とステーキレストランが入ったワイン城」(Google map)で有名です。

なお帯広市の素晴らしさはこれら著名観光地に隣接しているだけではなくて、街の周辺の何気ない広大な自然の美しさにもあると思います。

また帯広市には様々なお菓子で有名な「六花亭(ろっかてい)」、「柳月(りゅうげつ)」の本社があります。

↓池田町のワイン城

 

豊頃のハルニレの木

豊頃(とよころ)町にはテレビでよく使われるハルニレの木があります。
広大な十勝川のほとりにあり緑の草原の中にハルニレの木が数本ポツンと立っていてとても画になります。
しかも貴重な野鳥がたくさんいて、丹頂鶴やキタキツネも普通に見れます。

私は大好きで何度も行っていますが、気をつけて欲しいのは初夏などは無数の毛虫がこれらの木にくっついていることがあるので、1匹でも木に毛虫を発見したら近寄らないようにしましょう。

帯広市中心地から車で1時間ほどで、駐車場とトイレもあります。
場所はこちら(Google map)

↓ハルニレの木






釧路市と釧路湿原

釧路市は帯広市から東へ約140kmの場所にあり、道東自動車道の阿寒ICから市中心地まで約25km・30~40分です。
(道東自動車道はさらに東への延伸工事が行われています。)

市街地北西には釧路空港もあります。

釧路市も大変に大きな街で、帯広市は内陸ですが釧路市は太平洋に面しています。
そのため駅から真南に徒歩で30分弱歩けば海が望めます。
釧路市内も以下のような素晴らしい観光スポットがたくさんあります。

・和商市場
駅近くにある市場で豊富な海産物を安く買えますし、ご飯に自分の好きな刺身を乗せてお好みの海鮮丼が作れたりも出来ます。
場所はこちら(Google map)

・フィッシャーマンズワーフMOO
駅前から「北大通り」を徒歩で30分弱歩くと釧路川に掛かる袂にある商業施設です。
様々なお土産屋や飲食店などが入っており、目の前はまさに岸壁なので潮風に吹かれた一時を過ごせます。
場所はこちら(Google map)

↓夜のフィッシャーマンズワーフ(左側が岸壁)

・末広町界隈
「北大通り」の上記、フィッシャーマンズワーフMOOのやや手前の道路東側の商業地域です。
場所的にはこちら(Google map)の釧路川隣接の場所になります。

ここは釧路市の飲食店街の中心地です。
様々なお店が並びますが美味しい刺身を安価で食べられる店が揃っています。
ぜひ出かけて欲しい場所です。

↓夜の末広町

・釧路湿原
 ぜひ訪れたい場所ですが、あまりにも広大すぎる、保護区域が多いので見る場所が限られるなど手軽に見学というわけにはいかないのも事実です。
でも出来れば釧路市または周辺地域に2泊くらいしてゆっくり見て欲しい場所ですね。
桁外れの広さで丹頂鶴やキタキツネ、エゾシカなどがごく普通に見れるというのも魅力です。

見学場所は探せば色々ありますが、比較的手軽に行けて広大な風景が楽しめる場所として細岡展望台(Google map)サルボ展望台(Google map)釧路市湿原展望台(Google map)などがあります。

↓細岡展望台

↓サルボ展望台より






阿寒湖・摩周湖・屈斜路湖
まさに道東の一大観光地ですね。1箇所の滞在時間を極端に長くしなければこれら3箇所は1日で回れます。

阿寒湖は多くのホテルもあり、ホテルや商店が立ち並ぶところは俗化されていてがっかりしないでもありません。
でも少し横に逸れただけで北海道らしい大自然に浸ることが出来ます。

ホテル街をほんの少し離れただけでうっそうとした原始林になりますので、野鳥の声を聞きながら散策をされると観光ガイドでは知りえない阿寒湖を楽しめるでしょう。

↓夏の阿寒湖の湖岸

摩周湖は歌に歌われるように実際に霧が掛かっていることが多く、全容が綺麗に見えたら本当にラッキーです。

摩周湖は基本的に湖岸には降りられません。(行けないことはないのだけど・・)
湖を見下ろす展望台から見学することになります。

中核となる摩周第一展望台(Google map)は多くの駐車スペースやお土産屋なども充実していますので初めて行く方は無難にここを訪れるのがよいと思います。

他には摩周第3展望台、裏摩周展望台もあります。

↓摩周湖はこのような風景になることが多い

屈斜路湖(くっしゃろこ)はこの3つの湖の中で最大規模です。
湖周辺には多くの温泉があり足湯に入れるところもあります。

大きな湖の割にはホテルや商店は阿寒湖に比べたら圧倒的な少なさなのでシーズン中は宿を確保出来ない可能性もあります。
(大きなホテルとしてはプリンスホテルがあります)

でも周辺には大小の宿もありますし、湖岸にはキャンプ場もありますので近隣の川湯温泉に泊まるという利用法もあります。


以上ご紹介したところは道東のごくごく一部に過ぎません。

他にも知床、サロマ湖、根室などいくら記事を書いても足りないほど広大な土地があなたを待っています。

これらについてはまた別途書きたいとは思いますが、道東を初めて訪れた方は「こんなところが日本にあったんだ!」と感動されると思います。

もし札幌や函館などは既に行った事のある方はぜひ道東を目指してください!

札幌からだととんでもない距離がありますが、帯広・釧路・中標津・女満別(めまんべつ=網走の近く)には羽田から1時間40分程度で着ける空港もありますので東京からも行く気になれば気軽に行けるのです。

このゴールデンウィーク~夏はぜひ道東を目指しましょう!

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