札幌で野鳥観察したい
札幌は野鳥観察の宝庫
ドライブのサイトのはずが「野鳥観察」?なんて疑問に思う人もいらっしゃることでしょう。
でも北海道を、札幌をドライブするというのは大自然を満喫するということでもあります。
札幌市は人口200万弱もの大都市でありながら中心地から時間をかけて遠くまで行かなくても近隣に大自然が溢れており、車の機動性を生かして撮影機材をトランクに放り込んで気楽に野鳥観察に出かけることが出来ます。
でもあえてなぜ野鳥観察の記事を書くの?と思われるでしょうが、実は私と子どもは野鳥の会に入るほどの鳥好きで、車であちこちの野鳥観察や野鳥の会主催の探鳥会に出かけたりするからです。
本記事でご紹介する場所は野鳥観察のみならず多くの自然を中心地からごく近い場所で満喫出来ますので、特別に鳥好きの方でなくてもぜひ出かけて頂きたいと思います。
札幌市内・近郊の野鳥観察の場所
札幌市内だけでも書き切れないほどの多くの観察場所があります。
本記事でご紹介する場所は「ほんのごくごく一部のみ」とお考え下さい。
▼円山公園/北海道神宮
札幌中心地(大通公園やすすきのからも)に隣接する広大な森です。
本来は地下鉄やバスで行く場所ですが、レンタカーを借りたついでであれば車も利用出来ます。
同じ敷地内には円山動物園もあります。
駐車場は北海道神宮のもの、円山動物園、及び周辺コインパーキングを利用となります。
北海道神宮の駐車場は参拝者に限り1時間無料ですので、せっかくこの場所に行くのですから撮影ついでに参拝されることをおすすめします。
北海道最大の神社で年中海外からの観光客も含めにぎわっています。
見れることの出来る主な野鳥は「アカゲラ」、「ミヤマカケス」、「ギンザンマシコ」、「アオジ」など非常に多くの鳥を見れます。
鳥以外ではエゾリスは全然普通に見れますし、キタキツネを見かけることもあります。
これからゴールデンウィークは桜も咲きますのでぜひ円山公園は行って欲しいエリアです。
▼旭山記念公園
ここも中心地に近く、円山公園の直ぐ南側の藻岩山山麓に広がる原始林と札幌中心地を一気に見渡せるパノラマが魅力です。
無料の駐車場が完備されています。
場所などの情報はこちらの記事をご覧下さい。
見れる鳥の例として「アオジ」、「イスカ」、「オオタカ」、「ウソ」などがあります。
円山公園と同じ深い原始林がありますが、旭山記念公園の散策道は円山公園よりも圧倒的に人が少ないので見れる鳥の種類も多いと思います。
またエゾリスやキタキツネもごく普通に見れる動物ですが、3年に一度くらいヒグマの目撃/出没で公園が1~2週間くらいにわたって閉鎖されることがあります。
特に散策道から外れた森の中へは行かないほうが安全だと思います。
▼中島公園/札幌護国神社
中島公園はまさに都会のオアシスで東京で言えば新宿御苑や日比谷公園と言ったところです。
残念ながら中島公園には駐車場がありませんが、近隣にコインパーキングがたくさんあります。付近のコインパーキングは札幌駅や大通公園などに比べると値段が安いので長時間停めても安心です。
見れる野鳥は「マガモ」(中島公園/護国神社内を流れる鴨々川にうじゃうじゃいることがある)、「ヤマガラ」、「ハシブトガラ」などススキノなどから直ぐの場所、しかも回りはホテルが立ち並ぶ都会なのに驚くほど多くの種類の鳥が見れます。
▼国営滝野すずらん丘陵公園
札幌中心部から南に40~60分の距離にある国営公園で、敷地面積は何と東京ドーム85個分という桁外れの広さです。
あまりにも広いので駐車場も複数用意されています(冬季以外有料)
入園料は必要です。
場所や詳細情報はこちらの記事をご覧下さい。
見れる野鳥はあまりの多さに書き切れないどころか絶句するほどです。
「アカゲラ」、「オオルリ」、「キビタキ」など・・・。
札幌市最大どころか全国的にも整備された公園でこれほど広大な場所はなかなかないと思います。
たっぷり一日使ってください(それでも回りきれませんが)
なおここも2~3年に一度ヒグマの出没で騒がれることがあります。
▼モエレ沼公園
札幌中心地から北東へ30~40分の距離にある広大な草原の公園です。
駐車場、入園共に全て無料です。(特別展示などは除く)
場所や詳細情報はこちらの記事をご覧ください。
この公園の特徴は「ゴミ処理場を再開発した全て人工の公園」、「世界的なデザインアーティストのイサムノグチ氏が設計」、「森林や林と呼べる部分はごく僅かで殆どが緑の草原」、「周囲を取り巻くモエレ湖や篠路新川といった水辺と隣接している」などです。
必然的に水鳥が集まってきます。
主な鳥は「ベニマシコ」、「アオジ」、「ヨシガモ」、「マガモ」、「キンクロハジロ」なども見れます。
札幌で水鳥をたくさん見たいと思ったらまずモエレ沼です。
▼野幌森林公園
札幌の公園を語るとき滝野と並んでここは絶対に外せません。
ここも札幌中心地から30分程度、副都心の新札幌からは15分の距離です。
園内は大変広大な深い森林であり、広い駐車場も用意されています。
情報の記事はこちらです。
園内の殆どは深い森林ですが、数箇所に名もない小さな池がありますので森に住む鳥と水鳥の両方を観察することが出来ます。
またキタキツネを始めとする多くの動物にも出会えますが、この公園でヒグマの出没は聞いたことがありません。
▼さっぽろ羊ヶ丘展望台
あまりにも有名な羊ヶ丘ですが、やはりお手軽に野鳥を楽しめる場所です。
場所的には札幌ドームの直ぐ隣、というか羊ヶ丘の敷地内に札幌ドームがあります。
ここもかなり広大な土地ですが、北海道農業研究センターの土地の一角に羊ヶ丘展望台があり、一般の人が入れる場所は広大な敷地のごく一部になります。
ですから素晴らしい景色に対して入れる場所はごく僅かなので、そういう面ではやや不満もありますがその代わり深い森もありますので野鳥観察にはぴったりの場所でもあります。
例えば「センダイムシクイ」、「ヤブサメ」、「ヤマゲラ」などです。白樺林があるのでそれを利用して子育てをする鳥たちが多いようです。
▼茨戸川緑地(ばらとがわりょくち)
ここは札幌市民でも知らない人が多いです。
緑地周囲を茨戸川、石狩川に囲まれたまさに水鳥のためにある場所です。
無料駐車場も完備されています。
札幌中心からのアクセスは国道275号線~道道112号線経由で約19km、30分~45分ほどのドライブです。
直ぐ近くには「あいの里公園」もありますので、こちらも寄ってみるのもよいでしょう。
(あいの里公園はかなり小さな公園ですが、それでも池(トンネウス沼)がありますし、石狩川などもすぐなので水鳥を多く見れることでしょう)
なお「あいの里公園」の目の前がチョコレートで有名な「ロイズ」の本社で、ここではチョコレートやパンなどを買えるお店が併設されています。
他にも書ききれないほどの場所がたくさんあります。
札幌とその近郊の野鳥情報だけのサイトが作れてしまうほどです。
でも初めて札幌で野鳥観察をする(したい)とお考えの方は本記事でご紹介した場所をまず押さえれば間違えありません。
ぜひドライブと野鳥観察をペアで楽しんでください。
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