苫小牧港と小樽港利用時の注意
苫小牧と小樽のフェリーターミナル
一般の人が利用出来る、対本州連絡の港は「函館」、「苫小牧」、「小樽」、「室蘭」の4箇所があります。
(室蘭は2018年6月から就航予定)
以前は釧路もありましたが、2018年4月現在は運行されていません。
このうち苫小牧と小樽は利用時に気をつけていただきたいことがあります。
相当余裕を持って行っても「乗り遅れた」、「ギリギリだった」とかの人がいるからです。
本記事では交通アクセスについてもご説明します。
苫小牧西フェリーターミナル
画像引用元:Wikipedia
小樽フェリーターミナル
画像引用元: おたるぽーたる 様
https://otaru.gr.jp/
苫小牧港利用時の注意
苫小牧港は実は2箇所あり、いずれも本州とのフェリーが運航されています。
東港と西港なのですが、とんでもなく離れているのです!
普通港で乗り場が異なる場合はせいぜい岸壁の東西に2箇所あるとか、車でも5分程度くらいだと思います。
しかし、
苫小牧は東港と西港の間は直線距離で約15.5km、道沿いだと道道259号線経由で約22kmも離れています!
同一名の港でこれほどフェリーターミナルが離れている場所は他にあるのでしょうか?
それぞれの港に分けて説明します。
注意:
以下に記載されている運行区間は季節及び他の理由により今後変更になる可能性があります。
全て2018年4月現在の情報ですので、予約・ご利用の際には必ず事前確認をお願いします。
●苫小牧西フェリーターミナル
市街地からも近く、こちらの港がメインになると思います。
こちらで運行されている路線は八戸、仙台経由名古屋、大洗となっています。
苫小牧駅前から4.5km、10分で来れる場所です。
高速道路からだと道央自動車道の苫小牧東ICから道道91号線と国道36号線経由で約12km、所要時間は15~20分です。
なお札幌南IC~苫小牧東ICまでは38.7km、普通車通常料金は1210円です。
所要時間は35~40分くらいです。
●苫小牧東フェリーターミナル
市街地からかなり遠く前述したように西ターミナルから道沿いで22kmも離れています。
高速道路の最寄ICは日高自動車道の厚真(あつま)ICで、道道287号線を通り約2.5km、5分の距離です。
日高自動車道は道央自動車道からだと苫小牧東ICから分岐しますが、日高自動車道は現在無料区間となっています。
運行路線は敦賀(一部、新潟/秋田経由)のみです。
東ターミナルは周文(しゅうぶん)埠頭という場所にあり、周辺は飲食店、コンビニなどは皆無ですので予め苫小牧市街地などで買い物を済ませておく必要があります。
但しフェリーターミナルにレストランはあります。
小樽港利用時の注意
小樽フェリーターミナルは観光の拠点である小樽運河にも近く大変に便利な場所です。
小樽運河
道道17号線または国道5号線からも直ぐ行ける場所であり、近くにはウイングベイ小樽というイオンや専門店街が入った大型ショッピングセンターもありますのでフェリーに乗る前の買い物や食事なども非常に便利です。
「こんなに便利なのに何を気をつけるの?」とお思いでしょう。
小樽市内は年中観光客と観光バス、レンタカーが溢れていますが車が進まない、という渋滞はほぼ皆無です。
しかし現実的な話として、フェリーに乗る前に小樽観光を、という人が多く、その場合は運河や駅近くのコインパーキングを利用されると思います。
小樽は坂が多くしかも道が狭いので、時間帯によっては渋滞ほどではなくてもそれなりの混雑があり、表通りに出るのに思わぬ時間が掛かったりするのです。
また例えば札幌から来て「フェリーギリギリの時間だけど小樽は少しでも見てから帰りたい」と言う場合はまず駐車場を探すわけですが、小樽市内はコインパーキングはいくつもありますが、どれも狭くて数台~10数台程度しか停められないところばかりです。
走行している間に時間はどんどん経過していきます。
だから小樽港利用時は時間にある程度余裕を持って頂きたいのです。
フェリーの時間やあなたのスケジュールにもよりますが、小樽港から帰る人は「最後は小樽で観光やお土産を」と言う人も多いです。
フェリー利用時に守って頂きたいこと
これは全国何処のフェリーターミナルでも同じなのですが、フェリーを待つ間の時間に「旅の最後だから一杯・・・(アルコール)」という方がいるようです。
例えばフェリー待ちの駐車場に車を停めてターミナルのレストランや売店で一杯、などです。
絶対に止めてください!
運転する距離は数百mでしょうが、「僅かな距離だから大丈夫」と言って皆事故を起こしているんです。
ましてやフェリーに乗り込む時は係員の指示に従って狭い船内を進んで、ギリギリの寸法で停めることも多いのです。
そんな場所で飲酒運転して他の車や人にぶつけないなんてありえないです。
ぶつけなかったとしてもそれは運転が上手いのではなくて単なるまぐれです。
いかなる場所でも、数mの運転でも飲酒運転は絶対にしない!を守って頂きたいです。
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