美瑛での注意事項
夢のように美しい美瑛
美瑛(びえい)は本当に美しい土地です。
季節を問わず何時、何回行っても飽きず訪れる人の心を魅了します。
近隣の地名度では富良野のほうが上かもしれませんが、もし時間がなくてどちらかしか行けないのであれば迷わず美瑛をおススメします。
でも富良野も中富良野/上富良野の花畑の美しさも捨てがたいんですけどね。
(本記事中の写真は全てクリックで拡大します。)
↓盛夏の四季彩の丘(2枚)
↓青い池(2枚)
心奪われる美瑛だからこそ注意して欲しい
美瑛の美しさは「花畑」、「なだらかな丘」という点につきます。
もちろん花が咲いていない冬であってもその美しい丘の風景は他に類を見ないほどです。
美瑛の観光スポットやお店の情報などは星の数ほどネットや書籍に溢れていますので、これらの詳細はそちらに譲りたいと思います。
本サイト内にも「北海道のドライブ情報」、「北海道の観光情報」に美瑛に関連する記事があります。
またサイト内全ての記事一覧はこちらから見れます。
しかし近年観光客の増加と共に美瑛では問題視されることが増えて来ています。
それは以下のような事柄です。
1.写真を撮りたいが故に農地に入ったり農作物を踏みつけたりする。
2.立ち入り禁止の場所に平然と入る。(美馬牛小学校など)
3.丘に見とれてわき見運転をして衝突事故を起こす。
4.路肩の側溝にタイヤや車体を落として動けなくなる。
近年日本各地で外国人観光客急増によるマナー違反が問題視されていますが、上記のことは日本人も含めての話しです。
特に深刻なのは「農地に入る/農作物を踏みつける」です。
美瑛の美しい丘は観光地として開発されたものではありません。
全て農家所有の個人の土地です。
にも関わらず写真を撮るために平気で農地に入り、ベストショットを狙うために農作物を踏みつける、あるいはアップで撮りたいからと農作物の一部を引っこ抜いて(または切断して)手にとって撮影する、など信じられないほどのマナー違反が横行しています。
一部の農家の方は流石に我慢の限界を超えたのでしょう。
立ち入り禁止の札を立てたりワイヤーを張ったりする方もいるようです。
「ささやかな抵抗」なんて思う人もいるかもしれませんが、実は美瑛でこのようなものを付けると写真撮影上非常に見た目が悪くなるのです。
もしかしたら写真を撮る時にこれらを外してしまう不届き者もいるかもしれません。
(そういう人は絶対元に戻しませんね)
このままマナー違反が続くと、今度はベストショットが狙える道路はゲートを設置して観光客通行止めとかになりかねません。
また美しい校舎で有名になった美馬牛小学校も以前は立ち入り禁止のささやかな看板程度でしたが、近年は看板の数を増やしたり立ち入り禁止用の黄色い派手なテープを校門に設置したりととても残念な状況になっています。
もっとも観光客が自由に入るべきでない小学校ですし、ましてや子供の安全を守るためには仕方ありません。
でもその様相があまりにも悲惨でこれは観光で当地を訪れる全ての人に責任があるのです。
もう一度言います。
美瑛の丘や自然は観光目的で開発されたものではありません。
(四季彩の丘など一部を除く)
農家の方の個人所有物です。
またわき見運転の横行が目立っていますし、丘を巡る道路は観光用道路ではありませんので、路肩に立派なガードレールが付いている場所は殆どなく、トラクターなどが低速で走っています。
私たち観光客は農家の方々のお仕事の合間に美しい風景を楽しませてもらっているのです。
マナーと常識をわきまえて美瑛を楽しみましょう。
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