札幌から日本海に出るには
札幌から日本海目指してドライブする
日本海は真夏でも太平洋と異なり、やや荒々しいイメージがあると思います。(人によるでしょうが)
言い方を変えれば「北への旅情に誘われる」とでもいえるのではないでしょうか?
札幌から日本海を見に行くのは単に北上するだけで僅か40分も走れば日本海を見れる場所に到達できます。
でもそれだけでは詰まらないですね。
とにかく日本海を早く見たい場合
札幌市内からはとにかく北上だけでOKです。
具体的には、大通公園やすすきのなどの繁華街からも程近い場所を南北に走る「創成川通り」(国道5号線~231号線)をひたすら北上します。
途中右左折などの場所もありますが、ずっと231号線が続くので標識に沿って走るだけです。
創成川通りは混んでいる時間帯もありますが、札幌北IC近くの交差点を過ぎれば時間に関係なく道は空いています。
札幌中心地からは40分も走れば石狩湾に着きます。
ここは「石狩湾新港」といって貨物船の港ですが、日本海と船をボーっと眺めるには最適です。
石狩湾新港付近には朝市のお店があったり、新鮮な魚を食べられる食堂もあります。
これらは港近くだけでなく231号線の途中にもあります。
さらに231号線を北上(この付近からの道は通称「オロロンライン」と言われる)し、道道225号線を海沿いに走れば石狩川の河口にある「はまなすの丘公園」です。
湿原に設置された長い木道を散策したり、砂浜で遊ぶことも出来ます。
また付近にはおしゃれなカフェやレストランもあります。
石狩湾新港~はまなすの丘公園までは約9kmです。
オロロンラインについてはこちらの記事をご覧下さい。
↓はまなすの丘公園
(湿地帯と木道。クリックで拡大。)
↓石狩の浜
(クリックで拡大)
ここまでくれば、後はひたすらオロロンラインを北上してずっと日本海沿いのドライブを楽しめます。
但し途中増毛(ましけ)近くまで大きな街はなく、飲食店はおろかコンビニさえも途切れ途切れになりますので飲食物の購入や食事は気をつけたほうが良いです。(事前調査を推奨)
増毛付近まで危険な場所はなく、舗装状態も非常に良い快適なドライブが楽しめます。
ただし草むらに隠れたネズミ捕りもいますし、何よりも事故を起こさないために速度を守り安全運転をお願いします。
増毛/留萌方面を真っ先に目指す
とにかく札幌から増毛(ましけ)や留萌(るもい)を目指して、その後観光しながら北上したいという方も多いと思います。
増毛は映画や数多くのドラマで有名な場所です。
増毛のマップコード: 802 678 404*26
留萌のマップコード: 416 363 709*73
躊躇なく道央自動車道を使ってください。
札幌IC(JCT)から乗りますが、市内の他のICを使う場合は札樽(さっそん)自動車道の各ICから乗って札幌IC(JCT)から岩見沢・旭川方面に走ります。
札幌ICから約102km先の深川JCTから深川留萌自動車道に入り、終点の留萌大和田ICで降ります。
(深川JCT~留萌大和田ICは約45km、40分)
深川留萌自動車道は2018年7月現在、全区間無料です。
留萌大和田ICからは国道233号線を6kmほど走ると留萌駅前に付きます。(10~12分)
留萌駅前から増毛までは約17km、22分ほどです。
以上より札幌ICから留萌駅前までは2時間ほどで着くことになります。
これが上述した石狩経由だと石狩湾新港付近からオロロンライン経由で留萌駅前までは約115kmありますので、途中の休憩を除いても優に2時間以上はかかります。
つまり札幌から高速経由で行くよりも約プラス1時間かかってしまうのです。
もちろん時間がたっぷりあればオロロンライン経由をお薦めします。特に素晴らしい日本海に沈む夕陽を見ることが出来るからです。
この場合は留萌かやや北の小平町(おびら)での宿泊となると思います。
↓増毛駅(クリックで拡大)
2011年なのでまだ鉄道が走っていた時です。
(2016年12月5日に留萌~増毛間が廃止)
増毛、留萌ともに新鮮な魚が安く食べられる食堂、寿司屋がたくさんあります。
付近で泊まるのであればまさに1日の疲れに乾杯!ですね。
(宿もそこそこの数がある)
増毛/留萌から先は
ここまでくれば、後はオロロンラインをひたすら北上すれば(途中、小平、羽幌などを経由して)稚内まで行くことが出来ます。
但し留萌駅前から稚内駅前までは180kmもあり、途中一切の高速がありませんので適度な休憩を挟んで約4~5時間かかる距離です。
これだけで1日が終わってしまいますが、でもここの区間にまる1日かけても惜しくないほどの絶景の連続です。
特に北部に行くほど荒涼とした海沿いの原野を走る道路は「何処かの国に来たのか?」と錯覚するほどです。
但し留萌から先も食事や買い物が出来る町は数が非常に限られてきますし、ずっと走っても自販機1台さえないという場所も多くあります。
関連記事: 最北・稚内へのドライブ
北海道の日本海側はオホーツク海などに比べると北海道らしさにかけるイメージがあるかもしれません。
でも決してそんなことはないのです。
何もないが故の絶景を楽しんで頂きたいと思います。
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