パトカーを追い抜くと検挙される?
パトカーは抜いてはいけないのか?
パトカーを抜くと(追い抜き、追い越しとも)検挙されるという話しがあります。
そんな法律はありませんし、実に馬鹿げた話しです。しかし実際に検挙された人もいます。
かなり微妙な問題、でも気になるこの話題を調べてみました。
パトカーを抜いて検挙された人の理由
冒頭に述べたように「パトカーを抜いてはいけない」という法律・条文はありません。
でも誰でもパトカーを抜くのは躊躇してしまうので並走していても前に出ないように、おっかなびっくりで走る事が多いと思います。
では検挙された人はどういう理由なのでしょうか?
これを調べていくと以下の2点に突き当たるようです。
1、パトカーを左側から追い越した。
これは相手がパトカーでなくても高速道/一般道共に左側からの追い越しは追い越し方違反となりますので即検挙となります。しかしこの法律を知らない人が多すぎるといつも感じます。
2、制限速度ぴったりで走っているパトカーを抜いた。
速度違反です。車の速度計には誤差があり、その誤差は比較的大きいのですが、基本は自車の速度計を頼りに走る事になりますね。
パトカーは通常制限速度ぴったり、もしくは若干低めの速度で走っていますが車の速度計の誤差も考慮していますのでパトカーを抜いたとたんに即検挙という事はまずありません。
問題は「パトカーを抜く時にどのくらいの速度差があったか」となります。
つまり速度計の誤差に目をつぶればパトカーは制限速度ぴったりが多いので、レーダーで速度測定をしなくてもパトカーを抜いた=速度違反として検挙されるという事です。
もちろんパトカーの速度計も法律に基づいた範囲の誤差がありますので実際には数km/hパトカーの速度を上回ったくらいでは検挙はされないと思われます。
その他にも抜かなくてもウインカーを出さずに進路変更した(合図不履行違反)、暗くなって来たのにライトをつけていなかった(無灯火)などで検挙されることもありますので要注意です。
でも「相手がパトカーだから」ということでいつも以上に気を付けるとかは不要なのです。
理由は普段から道交法に則った運転をしていれば検挙されることは無いのです。
その他気を付けて欲しいこと
本記事はパトカーに検挙されないためのノウハウではありませんが、パトカーが横や前後にいなくても様々なことを気を付けて頂ければ事故に遭遇する確率はぐっと下がります。
その中でスマホなどを操作しながらの運転は絶対にやめてほしいです。
この12月からこのながら運転に関して非常に厳しい法律が施行されましたが、時として死亡事故や大惨事になることがあるからです。
私は自分ではやったことは一度もありませんが、運転中に携帯を操作していたドライバーに2度ほどぶつけられた経験があります。
多少車が凹んだ程度で済みましたが、こちらが車ではなくて自転車やバイクだったら死んでいたかもしれません。
検挙されるされないの問題ではないのです。
来年の通常国会にはあおり運転に対する厳罰化が提出されて来年の早いうちに法改正されるようです。
あおり運転は今後事故を起こさななくても点数15点で一発免許取り消しになります。
車の運転は人命、その人の一生がかかっていますのでパトカーがいるいないに関わらずいつでも安全運転をお願いしたいです。
スポンサーリンク