北海道で交通事故を起こす人は誰?
北海道で交通事故を起こす人は誰なのか?
「誰なのか」と言われると「車の運転をする人」となります。
(実際には自転車、バイク、そして歩行者も含まれますが便宜上車としています。)
そして以下の3つに分けることが出来ます。
●生粋の道民の方(北海道で生まれ育った方)
●道外からの観光客
●道外から最近引っ越してきた人
これら3つの比率のデータがあるのかどうか私にはわかりません。
少なくとも見たこと、聞いたことはありません。
でもどのような比率であっても事故は事故であり、軽微なものであっても起こしてはいけないし起こさないように努力しなくてはいけません。
でも私が北海道に初めて来始めたころから現在に至るまで多く聞く言葉があります。
それは、
【道内で事故を起こす人の多くは観光客】
という話しです。
この言葉を言う人はほぼ間違いなく北海道で生まれ育った人でした。
年や季節によっては観光客が起こす事故の方が多いかもしれません。
とにかく真実の比率は分かりません。
上の言葉の逆を言うと、
【道民は殆ど交通事故を起こさない】
ということになります。
どっちが本当なのか、季節によってどれだけの差があるのでしょうか?
確かに観光客、つまりレンタカーが起こす事故は夏を中心に多いです。
冬は他県の人は慣れていないので雪道で事故を起こす観光客も多いかもしれません。
でもこちらで生活して感じるのは冬はレンタカーで回ろうとする観光客は激減する気がします。
実際にレンタカーの利用状況を調べたわけではありません。
またレンタカーだからといって他県からの観光客とは限りません。
北海道はものすごく広いのでJRや都市間バス、航空機でやって来てレンタカーを借りる人も多いはずです。
だからレンタカーの運転手=他県から来た人ではないのです。
したがってどう考えても、「事故の殆どは観光客が起こす」というのは腑に落ちないのです。
もちろん観光客が北海道の一直線の美しい道路を見て飛ばしすぎたり、信号や他車を見落として事故を起こすことは多いです。
私も引っ越して来る前は数え切れないほどレンタカーで走りまわり、スピードを出しすぎて恐い思いをしたこともあります。
道外の人が北海道の道と自然を見れば誰だって意識しなくても自然と飛ばしてしまう、風景に見とれてしまうのは当然のことです。
でもだからといって【事故の殆どは観光客が起こす】はありえないし間違っていると思うのです。
私が本サイトでさんざん書いた、「道民は車線変更で99%の車はウインカーを出さない(出したうちに入らない)」、「信号無視が多い」という車は札幌市内をざっと見ていても圧倒的に道内ナンバーばかりです。
例えば私の前にレンタカーまたは道外ナンバーがいて、そのさらに前に道内ナンバー車がいるとします。
実際にこういう状況は何度も見ているのですが、私より2台前の道内ナンバーは車線変更ではウインカー出さず、そのすぐ後ろのレンタカー(又は道外ナンバー)はウインカーを出す、という場面です。
交差点での赤または黄色信号の停止でも同じ状況です。
(道内ナンバー車は信号無視が多い)
いずれにしても季節などの要因はあるにせよ、「事故の殆どは観光客」という理論は間違っています。
道内どこへ行っても走っている車の圧倒的多数は道民の運転する車です。
北海道の人は「俺は運転がうまい」という意識は非常に高いので、これが過信となって表れているのだと思います。
実際は運転がうまい人ほど事故を起こさない、同乗者や他車、歩行者を不安にさせないものなのです。
私が言いたいのは責任の擦り合いをしている暇があるならば、全ての人が事故を起こさない運転をしなさい、という事なのです。
レンタカー会社も北海道は事故が多いので、こういうところは気をつけて、という事をもっと声を大にして言うべきですね。
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