冬道、飲酒運転、残念な季節の北海道
年末年始の北海道は危険だらけ!
いまさら言う事ではありませんが、11月下旬~3月末までは本格的な冬となり札幌の都心部でも多くの雪が積もり、路面は凍結して厳しい季節になります。
車はちょっとした気の緩みでスリップや追突事故を起こし、歩行者も転んで足や腰の骨を折ったりして救急搬送など日常茶飯事の出来ごととなります。
一部の生粋の道民の方は「季節を問わず自動車事故を起こすのは道外からの観光客。道民は運転がうまいからほとんど事故を起こさない。」とか「歩行者で滑って転ぶ人は皆観光客」と決めつけて自慢げに話す人がいます。
これは道外しかも雪にはほぼ無縁の関東から移住して来た私に言わせればとんでもない戯言です。
実際にこれらの事故や怪我の道民の比率は分かりませんが、相当数多くいます。
特に自動車事故は北海道で生まれ育った方の方が多いのではと思います。
理由は「過信から来る無謀運転が多い」からです。
冬道の運転にはどんなベテランにも最大限の慎重さが必要とされます。
本サイトの他の記事にも冬の安全運転について書かせて頂いておりますが、基本は「スピードを出さない」、「急発進や急ハンドル、急ブレーキなど急の文字の付く操作をしない。」、「カーブを曲がりながらアクセルやブレーキを強く踏まない」などを守ればそれほど危険な事ではありません。
(記事の検索はサイト上部のタイトルバー直下にある「記事一覧」からお探しください。)
でも冬道をどんなに気を付けて運転しても、年末年始はそれの数倍~10倍以上の恐ろしいことがあるのです。
いい加減にしてほしい飲酒運転
年がら年中北海道は飲酒運転事故が多い地域です。
札幌はバスやJR、地下鉄がありますからまだマシですが皆無ではありません。
問題なのは地方都市です。
家から一番近い飲み屋までクルマで30分、公共交通機関一切無し、運転代行業者も無しなんていう地域がたくさんあります。
飲酒運転をする輩に言わせると、「この不便さはどうするんだ!どうやって居酒屋で飲んで帰ってくるんだ!」と開き直る連中ばかりです。
さすがにネット上で「だから飲酒運転をしてもいいじゃないか!」という書き込みは見たことがありませんが、飲み屋や繁華街でそういう発言をしている輩は数えきれないほど見て来ています。
飲酒運転をしても「自分は大丈夫。慣れているから」が彼らの共通の言い分です。
でも非常に深刻な事故を起こしています。
12月1日に全国で一斉に飲酒運転の取り締まりをしたそうですが、北海道はその1日だけで60件以上検挙して10件の逮捕があったそうです。
でも全然少なく感じるのです。
北海道はとてつもなく広い土地(国土の22%、九州2つ分)で500数十万人いますから警察も取り締まりが行き届かないのです。
でもざっとやっただけでこれだけですし、連日北海道は飲酒運転や出会い頭の衝突事故のニュースばかりやっている気がします。
(北海道は何処でも信号無視、一時停止無視が物凄く多い)
これから年末年始はさらに増えることでしょう。
とにかく「マナーが悪く罪の意識が皆無」なので飲酒運転や出会い頭の事故が多いのです。
それによって尊い命が失われることも多いので何が何でも絶対に許してはいけませんし、居酒屋から出て来た車がすぐ後ろについて来たり、夜蛇行運転をする車がいたら直ぐに離れるようにして、場合によっては問答無用で警察に通報して良いと思います。
以下は道警の飲酒運転通報サイトです。ご活用ください。
家の近所に居酒屋が無い、運転代行もないのであれば居酒屋に行ってもアルコールは我慢する、タクシーで往復するなどすればよいのです。
運転代行がいない地域でもタクシー業者はたいていあります。
「往復のタクシー代がもったいない」と反論するのであれば、数千円のタクシー代がもったいないならば数千円の飲み代を使うな、どうしても普段から居酒屋で飲み続けたいならばマイカーのグレードを落とせと私は言いたいです。
「マイカーのグレード」は「そんなこと言われなくてもいつも中古の軽自動車しか買わないぞ!」と言う人もいますが、地方都市に行くほどバカでかいクロカンに乗っている人が多い気がします。
アメ車やトヨタの逆輸入のピックアップトラックも多いです。
まあ私も人の車や生活のことをどうこう言いたくありませんし、そういう事が本サイトの主旨では無いのですが、飲酒運転を正当化する輩には言いたくなります。
田舎だから、代行業者無いから、近所に居酒屋が無いからなどの言い訳で飲酒運転をする理由になりません。
大人ならばこれらの問題解決を考えるべきです。
安全安心に年末年始を迎えられ、同時に年中通して事故の無い北海道になって欲しいと切に思うのです。
最後に飲酒運転で大きな事故を起こすと以下の4つの処分が科せられますので、これは肝に銘じて頂きたいと思います。
死亡事故でなくてもほぼ一生背負うことになります。
1.刑事処分
罰金刑、懲役刑、または併科が科せられる。
2.行政処分
免許証取り消しなど
3.民事処分
刑事処分で科せられた刑罰が終わっても、被害者からの民事賠償請求が待っています。
多くの場合刑事処分での罰金とは比べ物にならないほどの高額請求がされて、自分が加入していた保険が適用されないことも多いのが現実です。
つまり自分で実費を全額負担となります。
4.社会的制裁
「職を失う」、「子供が学校でいじめられる」、「近隣から嫌がらせを受ける」、「マスコミが連日押し寄せる」、「ローンがあれば銀行から”残金を一括返済してほしい”と請求されることもある。」など嫌がらせレベルが数年以上続く事もあります。
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